2018年6月21日木曜日

野菜も発酵する!




今日は夏至ですね。


一年の中で一番、昼が長い日です。


東京は雨〜曇りの肌寒いお天気で、とても静かで落ち着いています。


のんびりと過ごすのにちょうど良い日。




今日はお休みなので、朝から家にある色んなお野菜達を料理しています。


冷蔵庫の中に色々と入っていると、それを使ってまた色々な料理が出来るのでお野菜の下ごしらえを
しておくと、とても重宝しますね。


もちろん、そのまま食べても美味しいですし。



その合間に、この間から随分と時間をかけて作ってい甘夏ピールもやっと仕上げました。




しっかりと乾燥させてから、グラニュー糖をまぶしたら完成です。




柑橘の皮の酸味とお砂糖の甘みが良いバランスで、作りながらついつい、つまんでしまいました。





ところで、今日のお題は野菜も発酵する!


え? 何のことかしら?? て、思いますよね。


実は私も???でした。


そして、こんなの初体験!!



これ、ビーツです。


表面がしわくちゃビーツ。


これは今月の初めにファーマーズ・マーケットで買ったものです。


その時に教えてもらいました。


お野菜も発酵するって。


置いておくと時間の経過と共にお野菜も発酵して味が変わり、まろやかになっていくそうです。


その方が美味しいから、農家の方達はそうやって食べたりしているそうですよ。


でも、それはお店では売れないからね〜。と教えてもらったので早速にトライ!


その時に買った内の一つを、それから約3週間、保存しておきました。


満を持して中を見ると、写真のシワシワビーツが。しかも手触りは柔らかい。


しかし切って食べてみると、パリッパリ!


まるでお漬け物かのようなパリパリ食感で、味も確かにまろやかで美味しい♡


お〜!!!と思い、感動しました。


私の好きなビーツの食べ方はマリネ。


ミントの葉か、フェンネルを細かく切ったものと赤ワインビネガー、オリーブオイルでマリネするのが好きです。


今日はフェンネルバージョン。





お野菜もこんな風に置いておくと味が変わるとか、まろやかになるとか、教えてもらわないと
わからないですね。


でも、これは自然栽培のお野菜だからだと思います。


自然栽培のお野菜は持ちがいいそうですよ。


他のお野菜もやってみたら面白いですね。


お野菜によって、それぞれの個性が出そう!


気になった方は試して、味の違いを感じてみて下さい。





まだまだ知らないことがたくさん!


知らないことを知るのは面白いことです。




皆さま、穏やかな気持ちでゆっくりと夏至の一日をお過ごし下さいね。



良い日でありますように☆




2018年6月11日月曜日

冷蔵庫の中はおいしい瓶で大混雑!




しばらく夏の様な暑い日が続いていましたが、今日は雨で涼しく少しホッとしています。

梅雨入りでしょうか?

今日は仕事もお休みで、家でのんびりと過ごしています。





近頃、行ける時間がある時にはファーマーズマーケットに行くのを楽しみにしています。

売っている方に色んな話を聞いたり、話をしながら買い物する時間は本当に楽しい!

そして、マーケットで買う野菜はみずみずしくて新鮮。

野菜も私達、人間と同じ生き物だと感じると同時に、大切な野菜の命を頂いて私達は生き生きと
毎日生きているんだと感じます。

だからね、お野菜への感謝の気持ちをいっぱい込めて美味しく食べたいと思うのです。

美味しそうなお野菜たち。

仕事をしていると料理ができる時間が ある時とない時があるので、できる時にまとめて色々と作るようにしています。

お野菜だけではなくて、思いついたものも・・・

始めからお料理ではないけれど。

ずっと作りたいと思っていた自家製のリモンチェッロ。

オーガニックのレモンと95℃のウォッカを買ってきて早速、仕込み!




最初はこんなに薄い色でした。


が・・・



3日後にはこんなに黄色に。
     ⬇️

このまま2週間ほどおき、レモンの皮を取り出してシロップと合わせて、現在、絶賛寝かせ中!

もうすぐ出来る予定です。お楽しみ♪


リモンチェッロには皮しか使わなかったので
中身はハチミツ漬け(ハ〜チミツレモン♪てやつですね)
と塩レモンにしました。


この鮮やかな緑色はオーガニックの山椒。

茹でておき、冷凍庫で保存。

使いたい時に使いたいだけ出して、お料理に。

それから山椒醤油にもしておきました。

お隣は梅醤油。こういうのが冷蔵庫に入っていると、お料理のバリエーションが広がります。



ぐるぐるマーブルビーツ。



赤玉ねぎと一緒にピクルスにしました。

ピンク色なのでピンクピクルスと呼んでいます(笑)


お隣の黄色は黄色ズッキーニのピクルス。








黄色のズッキーニのピクルス、別バージョン。

黄色のビーツと共に甘酒ピクルスにしてみました。

丁度、母が美味しいお米で甘酒を作ってくれたので、
ピクルスにお砂糖の変わりに甘酒をいれてみようと
思いつき、作ってみました。










お酢に甘酒、塩糀と発酵たっぷりなピクルス。

ベランダのフレッシュなハーブも入れました。

ちなみにこちらは黄色のズッキーニとビーツなので
イエローピクルスです(笑)



残りの半分はフェンネルと共にマリネにしました。

このフレッシュのフェンネルもベランダから。

マリネしたビーツが大好きなのです。








これは昨日の新作。

図書館で酒粕レシピの本を見つけて、その中に載っていた
酒粕ペースト早速に作ってみました。

これも色々なお料理に使えそうで楽しみなのです。

濃厚でクリーミーなペースト。


ピクルスや調味料、たくさんの瓶で冷蔵庫の中は混雑してます。

作る楽しみの他に、何を作ろうか〜という使う楽しみがあるのでまた楽しくて、お料理だけではなく
保存食等を作るのも大好きです。



中身を美味しく食べた甘夏の皮はオレンジピールに。

ゆっくりと3日がかりで作っています。

まだ途中。気長にのんびりいきましょう!


オーガニックのラベンダー、眠くなるほどにリラックスする優しい香り。

乾燥させてから、お菓子作りに使おうと思っています。



日々の生活の中には嬉しい、楽しいで溢れてる。

今日も日々に感謝です。どうもありがとう♡





あ、お休みの日の今日の朝ご飯はこんな感じでした!



2018年5月8日火曜日

塩加減・さじかげん





5月最初の大きなイベント、GWが終わり日常に戻ったと思ったら、今度はお天気も逆戻り?

今日は雨で冬に戻った様に寒いですね。

今年のお天気はほんとうに気まぐれというか。。。よめません!






最近、ふと、日常の中で感じたことです。

ここ最近にたまたま二度ほど、外食する機会がありました。

それも共にイタリアンレストラン。まぁ、イタリアン好きですから♡


一度目は夜に。

お料理もワインも美味しく、友人と共に楽しいディナーではありましたが、
いかんせんお料理がしょっぱかったのです。

最初、プロセッコ(イタリアのスパークリングワインです)を飲みながら前菜を食べて居る時は
多少しょっぱさは感じたものの、プロセッコがすすむ美味しいしょっぱさでした。

味がしっかりとしている方が、お酒は進みますね(私の意見ではありますが。)

しかし、その後のパスタ、リゾット、メインのお肉までも全てがしょっぱくて!

美味しいお料理でしたが、お店を後にして残った印象はしょっぱかったなぁというものでした。



それから何日かして、今度はお昼時間に歩いていて見つけたお店に一人で入りました。

パスタを注文しましたが、味が・・・ない。ぼけぼけでした!

お昼のランチだから手抜き?なのかはわかりませんが、少し食べたら飽きてしまいました。

良かったのはついてきたパンとオリーブオイルが美味しかったこと。

パスタを食べながら、その間に美味しいオリーブオイルをたっぷりとつけたパンを食べて、
オリーブオイルの味を感じて、またパスタを食べる。という食べ方をしてしまいました。




お店を出て歩きながら先日のしょっぱいお料理とその日に食べた味の無いお料理を思い出しながら、
味付けや塩加減はむずかしいと改めて思いました。

それこそ感覚の問題ですね。

人は皆それぞれに味覚、感じ方、感覚も違う。

私にはしょっぱくても、ある人にはちょうど良い加減だったり。

私には味が足りなくても、他の人にはしっかりだと感じたり。

でも、それはもう本当に色々と作ってみたり、試してみるしかないですね。

色々と作り、失敗もしたりして、後はたくさんの味を食べて試して、知って。

きっと、その中にここなら皆がちょうど良いと感じられる小さなゾーンがあるはず。



難しくも、やはりそんなことが面白いと思うから、料理は飽きなくて、ますます好きになります。




最近、ふと感じたことでした。






2018年4月14日土曜日

和菓子の世界 そのいち




普段、自分で作るのは洋菓子ばかりですが、実は和菓子大好き、あんこ好きです。


和菓子を作ってみたい、あんこを炊いてみたいという大きな憧れがあり、和菓子作りの本を
随分と何年も前に購入したものの眺めるだけでした。


なんとな〜く、ハードルがすごく高くて!


本を眺め、「美味しそっ♡」と思っては満足しておりました。





しかし、この春に何か一つ新しいことをしてみたくなり、そんな私についに和菓子を作ってみる
というキーワードがヒット!!!


満を持して、和菓子を作るチャンスが巡ってきました。


が、


本を見て自分で作ってみる。。。


ではなく(笑)


まずはあんこの作り方の基礎を教えてくれる教室へ。


最初のハードルの高さは変わらないのでした。




人生で初めてのあんこ作り。こしあんでした。

まぁ、これも目から鱗の連続で。

難しい、ハードルが高いと思っていたのは完全なる自分の思い込みの強さで(笑)

やってみたら、そうでもなかったです。

ただ、時間と手間はかかります。



後日、早速に家で復習を兼ねて一人で作ってみました。


吸水と渋切り

あんこを炊く時、豆は水に漬けません。
火を入れていくことで豆が水を吸うそうです。



沸騰したら、びっくり水をさす。
この作業を2〜4回繰り返します。





豆の皮が張り、十分に膨れてきたら軽く洗い、
ここからまた柔らかくなるまで茹でていきます。


時折、茹で加減を確認しながらコトコトと弱火で茹でること30分くらい。

ふっくら、つやつやと茹で上がりました。



さて、ここからがあんこ作りの本番でございます。


まず一度目の裏漉し。

少し荒めの目で皮と呉に分けます。

次は二度目の裏漉し。

丁寧に細かい目で漉し、滑らかにします。



小豆を二度、濾すこの作業、お教室では三人で
順番に作業したのでそれほど大変と思いませんでしたが
一人でやるには粘りと根気が必要です。

時間も掛かります。


こうして自分で作ることでどんなに手間が掛かり、大変なことかが良〜くわかります。




二度濾してから水に晒し、絞って出来たあん、これが生餡です。

この時点ではまだ甘くありません。



生餡にお砂糖を加えて、ねっとりとした状態になるまで
練り上げます。



こうして、やっと、こしあんが出来上がりました。





時間を掛けて炊き上げた何とも可愛らしいあんこですが。


さぁ、あんこの楽しみが始まるのはここからです。


さて、何を作ろうか?


あんこは作ってみたものの、他の和菓子を作るレパートリーは全くゼロのわたくし。



考えたあげくに・・・



あんぱん。

イーストが無かったから発酵無しで出来る
お焼きの様な簡単なパンの生地を即興で作り
あんこを入れて成型。

しかもオーブンではなくてフライパンで焼ける簡単パン!





田舎のおばあちゃんが作ったような
素朴な味のパンになりました。













あんこだけじゃなんなので。

冷蔵庫に入っていた甘酸っぱく茹でた
美味しいビーツでやはり簡単かつ即興サラダ
を作り、ビーツパンも作ってみました。

私的にはこちらの方が好みだったりして。



こんな風に何を作ろうか考えて、思いついたものを作ってみるのも面白いですね。


あとは、これ!


黒みつを作って。



それから、寒天も作って。




お豆がないけれど。




自家製あんみつ。


シンプルすぎるあんみつですが、あんこの甘さと少し酸っぱいイチゴがマッチ!


あんこの美味しさを味わうシンプルあんみつ。


寒天も思い立って簡単に作れるのが良いですね。




作ろうと思えば、結構何でも作れるものです。


その作る過程こそが面白かったり、失敗したら失敗したで次はどうしようかを考えたり。

そして食べてみてまた違う感想や発見があったり。




手作りっていいですね♪





そして長い間、私の中に頑固に居座り続けていた和菓子への固定観念も外れてくれました。


次は何を作りましょうか?



和菓子の世界の中への旅、トビラをノックして始まったばかりです。




やっぱり、あんこって美味しい♡







身体の中の大きな宇宙




私達、人間にとってとても大切で、必ず誰もが持っている一番、身近なもの。

それなのに実は一番、何もわかっていないもの。


自分の身体の中。


身体の内側は神秘の世界。まるで宇宙のように!





現在、上野の国立科学博物館でやっている特別展「人体展」に行ってきました。



時代が追いつけなかった早すぎた天才レオナルド・ダ・ヴィンチのルネサンス時代から人体の謎を解明するべく
研究、解剖が行われてきたんですね。

今ではCTやMRIで体の中をデジタルで見られますが、その当時はもちろんその様な機器はなく
解剖して見たことから考えを張り巡らせて、人体の構造を説明、人体解剖図を書いていたのです。

そこから少しずつ文明、機器が発達していき現代では、各機能の働き、役割、それぞれの器官が
どのように繋がり、どのようにお互いの器官を助け合っているか、はたまたゲノム情報までもが
解明される時代になりました。

この「人体展」では、私達の体の中の各器官を「循環器・泌尿器系」「神経系」「消化器・呼吸器系」
「運動器系」「人体の発生と成長」に分けて、一つ一つ、その器官の形から細かい役割に至るまで
詳しく説明をしてくれています。

これが驚きと感動の連続でした。

確か、随分と前の学生時代に体の中の器官の事は勉強したはず?なのに、すっかりと全て抜け落ち
何となく大体の各器官の働きを理解している程でした。

それが実際に自分も持っている各器官の大きさやそれぞれの役割を知ると、この小さな体の中に
こんなにもたくさんの器官、神経系があり、それぞれが生きている間に毎日休むことなく
24時間ずっと人が生きるために頑張って動き、働き続け、守り続けてくれているという驚き。

それぞれの器官の素晴らしい、生きるため、体を支える為の細やかな働き。

私達が生きている間に見ることはないけれど、何もない母親のお腹の中に発生して、一つずつ形や臓器が出来、
そして生まれてから死ぬまで一生、お付き合いが続く体と体の中。

驚きと神秘に満ち満ちています。

自分の体の中ではいつも、こんなことが起きているのかと感動と共に、自分の体への愛おしさも
感じました。

これもある意味、自分を知る、自分を理解することの大切な一つですね。



そして最新の研究では各器官がメッセージ物質を発していて、臓器同士で会話をしてコミュニケーションを取り
助け合い、動いているということがわかってきたそうです。

最後に驚くほど美しく、騒がしい人体の中の世界を体感出来る、ネットワークシンフォニーの部屋が
ありました。(この部屋は撮影OKエリアです。)



一つの臓器がメッセージ物質を発すると、そのメッセージに応じて必要な臓器が働き、助けるそうです。









体の中に大きな神秘の宇宙を持ち生きている私達皆それぞれが、大切で素晴らしい奇跡の存在なのですね。

有難くて、感謝の気持ちでいっぱいです。

先日訪れた伊勢神宮で頂いた大切な気付きから続いて、自分を知り、大切に生きるということを
学ぶ時期なのかもしれません。


興味をお持ちの方はぜひ、上野に足を運んでみて下さいね。

6月17日(日曜日)まで上野の国立科学博物館でやっています。


上野の公園は青々とした緑の木々と花、シャンシャンに会いにきたたくさんの人々で賑やか
そして気持ちがいいですよ!






ちょうどお昼時だったので「人体展」の帰りに上野でお昼ご飯を食べました。

駅の中にあるスペイン料理のお店 Vinuls(バニュルス)

魚介と鶏肉のパエリアを頼みました。


美味しいパエリアでしたよ〜♪

これが体の中に入って、また体の中の臓器が働いてぐんぐんと栄養を吸収してくれるんだという
普段は感じなかった想いと共に美味しいパエリアを頂きました。

たまたまお隣の席に日本に観光に来ているスペイン人のご夫婦が座り、お話をしました。

このパエリアはスペインで食べるパエリアと同じ味出そうです。

そして周りのお焦げの部分が美味しいから皆、ここを食べたがるんだよって言ってました。

日本のご飯もお焦げが美味しいですよね。一緒かなぁ?

それから、なぜかスペインの美味しい料理やワインのことについて教えてくれて、
スペインの方々としばし、おしゃべりして楽しい時間を過ごしました。

日本人はどこに行ってもとても親切で嬉しいとおっしゃっていて、日本を満喫されているそうなので
良かった。



毎日、小さなことで幸せや気付きをもらいますね。

嬉しいです。この気持ちを大切に。

どうもありがとう。