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2016年3月8日火曜日

イタリア旅行記 ミラノ編その5


1月27日(水曜日)

1月28日の飛行機で日本に向けて出発。

ミラノ滞在最終日、最後の夜の1月27日、水曜日。


朝早起きして朝食を早々に済ませ、向かった先は。。。




Santa Maria delle Grazie(サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ)
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を見に行きました。

「最後の晩餐」は予約が必要で、観光シーズンは予約が取りづらい様な事がガイドブックに書いてありました。

1回につき25人しか見学できず、1回に時間は15分。

もちろん人気に加え、それも理由なのかもしれません。

しかし、その中にこんな事も書いてありました。

冬の観光客が少なくなるシーズンは運がよければ予約無しで入れると。

それで、何となくの感でしたが、この日は入れる様な予感がしたので予約をせずに
朝早くにホテルを出発。

教会の受付に着き、だめ元で、予約してないけれど、空いてる時間があるか聞いたら、なんと
「じゃぁ、今すぐ入って!」とすかさずに言われ、急いでお金を払い、せかされながら中に入りました。

先ずは1枚目のドアを通り、2枚目のドアを通り
「最後の晩餐にたどり着くまで何枚のドアを通るんだろう?」と思っていたら
次のドアを通り抜けた先に急に現れました。


現れた、本物だ!!!

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」


あの本物が目の前に。思わず息を飲みました。

言葉を発するのも忘れて、端から端までじっくりと鑑賞しました。

近づいたり、離れてみたり。





15分後、時間通りきっかりに
皆、退出させられました。

長く感じた15分。

出逢えて良かった「最後の晩餐」





「最後の晩餐」を鑑賞した後、
サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会の中を
見ました。






 感動を心に残しながら教会を後にして、
次に向かった先はサンタ・マリア・デッレ・
グラッツィエ教会から程近くにある
San Maurizio al Monastero Maggiore
サン・マウリツィオ教会へ。

サン・マウリツィオ教会、お気に入りの教会で何度か訪れました。

見落としてしまいそうな落ち着いた外見とは異なり、教会の中は素晴らしいのです。


中にいた方が、「ここはミラノのシスティーナ礼拝堂と呼ばれているんですよ」と
教えて下さいました。




何て贅沢な時間なんでしょう!
心が豊かに満たされていくのを感じました。




街中のお花屋さん。
見ているだけでワクワク、ハッピーな気持ちに。

次に向かった先は。



Duomo(ドゥーモ)

中を見学した後、テラスに上がりました。





















 全てが素晴らしくて、何と表現したらいいのか!

写真はその中のほんの一部ですが、写真から少しでも素晴らしさを感じて頂けたら嬉しいです。

イタリアの素晴らしい芸術の数々をこんなにもたくさん見る事ができて幸せです。

お昼ご飯はドゥオーモのお隣のヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアの中にあるレストランで食べました。

が、お勧めしません。

いつも前を通る度、素敵なお店だわ〜と思っていたのですが、ね!

実際のところは、お値段が高いだけで美味しくなかったです。




雰囲気を感じたいだけなら、飲み物くらいで雰囲気を味わうくらいだけの方がいいかも?

でも、お店もいくつかあるので、私の入ったお店が美味しくなかったのかもしれません。


お昼ご飯は失敗だったけれど(こんな事もありますね)、最後の夜はお気に入りのお店に
最後のAperitivo(アペリティーヴォ)に行き、最後の夜を満喫しました。

でも、お布団に入ったら色んな事が浮かんできて思い出されて、次から次へと。。。
胸がいっぱいになってなかなか寝付けなかった、最終日の夜。

今も思い出すと胸がキュンとします。


ついに帰る日がやってくる。








2016年3月7日月曜日

イタリア旅行記 ミラノ編その4


1月26日(火曜日)

毎日精力的にあちらこちらに行くと言うより、1日1カ所ペースでのんびりすぎる位のペースの旅行です。

イタリア滞在も残るところあと2日になったこの日、イタリア滞在中に親切にして下さり、お世話になった
ミラノに住むご夫婦と逢う事ができました。

午前中、カフェを飲みながらのおしゃべり。

イタリアの事、色々と教えて頂きました。

そして、知り合いも友達もいなかった見ず知らずの私に温かく接して頂きました。

本当に嬉しくて、感謝の気持ちでいっぱいです。

この場を借りて、どうもありがとうございました。

帰る前にお逢いして、お話し出来て良かった。

二人に知り合えたお蔭でまたミラノに行く理由が出来ました。


楽しい時間を過ごした後はEATALY(イータリー)へ。

ミラノのイータリーはガリバルディ駅から少し歩いたガリバルディ門のそばにあります。

Corso Como(コルソ・コモ)コモ通りを通っていくのですが、この通りにもこじゃれた洋服屋さんや
カフェやレストランもあり、おしゃれな通りです。

イータリーは大きくて、これまた見応え十分。

3階まであり、新鮮なお野菜、お肉、お魚、チーズ、ワインにビール、パスタ、料理の本に
お料理道具、イタリアの食に関するあらゆる物が手に入ります。

中にはそれぞれの階にレストランもあり、いつもたくさんの人で混んでいます。

イタリア人も好きなんですね、イータリー。

イタリア中の美味しいものにここで出逢えます。

お土産探しにも最適な場所。

買い物をした後、ここでお昼ご飯を食べました。

レストランに入り、席に案内してくれた女性がなんと日本語で対応してくれました。

大学で日本語を勉強していて、今年の春には2ヶ月日本に語学留学するそうです。

イタリア滞在中、何度か同じ様な事がありました。

日本が好きな親日家のイタリア人に日本語で話しかけられ、嬉しくなりました。

頼んだこちらのサラダは何と日本人スタッフが考えたサラダだとか。

日本人スタッフがいて、その彼が考えたサラダだそうです。

お刺身やいくらをあしらったサラダ。日本人らしさが出ていて、さっぱりと食べやすい、爽やかな味の
サラダでした。


これはサーモン。

真ん中が綺麗なピンク色で絶妙なしっとり焼き加減に、上に乗っているイカスミのパンのパン粉の
カリカリ食感の対比が美味しかった!



お店の人も感じも良くて、お料理も美味しい。

英語のメニューもあるし、明瞭会計(笑)

旅行者に入りやすいお店です。

イータリー、日本にも増えるといいな!と心待ちにしています。




2016年3月5日土曜日

イタリア旅行記 ミラノ編その3


1月25日(月曜日)

嬉しいことに毎日の様にお天気に恵まれ、寒くないミラノ滞在の日々。

月曜日のミラノは、美術館等、お休みの所が多いのです。

そんな月曜日。

まずはCastello  Sforzesco(カステッロ スフォルツェスコ)スフォルツァ城、Parco Sempione(パルコ センピオーネ)
センピオーネ公園へ。

レオナルド・ダ・ヴィンチも建築に加わったスフォルツァ城、トルタ・ディ・スポーズと呼ばれる噴水を通り過ぎ、
橋を渡ると、そこがスフォルツァ城。

その中には古美術博物館とヨーロッパで最大規模の楽器博物館が入っています。

でも気を付けて!ここも月曜日はお休みです。

中には中庭や広場があり、裏手には大きなセンピオーネ公園もあります。

センピオーネ公園はとても大きな公園。お散歩にはもってこい!

天気が良く、温かければ、ここでお昼ご飯を食べるのも良い!!

中にはTorre Branca(トッレ ブランカ)ブランカ塔(上に上がってミラノの街が一望できます)や
Triennale(トリエンナーレ)トリエンナーレ美術館(共に月曜日はお休みなので、ご注意を!)
等もあるので、お散歩しごたえは十分。

少しこの辺りをぶらりとお散歩した後は、月曜日にもやっているTeatro alla Scala(テアトロ アラ スカラ)
のお隣にあるMuseo Teatro alla Scala、スカラ座博物館に行きました。

衣装や楽器などが展示してあります。

劇場の内部も見学できます。


夜のオペラの舞台の準備をしていた様でした。

パリのオペラ座とは別のものなので、比べてはスカラ座に失礼ですが。

華やかさと華麗さはパリのオペラ座の方が素晴らしかったです。
(あくまでも個人的意見、好みです。)

パリのオペラ座はきらびやかで豪華でした。

もちろん、ここはここで素晴らしい。(無理矢理なフォローみたいです。。。)

昔の貴族達もここでオペラ鑑賞を楽しんでいたんですよね。

飾ってあった歌姫、マリア・カラスの絵が素敵で印象的でした。

毎日、少しずつ、少〜しづつのミラノ滞在です。

いつかオペラ、見てみたいな!

4時間位、オペラが子守唄に聞こえないかしら?

心地良く寝てしまいそうな。。予感が。

まだオペラ鑑賞は遠い様です。












イタリア旅行記 ミラノ編その2


1月24日(日曜日)

この日も良い天気。

あらゆる行き先、旅の起点、Milano Centrale(ミラノ・チェントラーレ)ミラノ中央駅。

堂々とした存在感の大きなミラノ中央駅は芸術。

ファザードが素晴らしい。昨日のドゥオーモと同じで、素晴らしい芸術品は何度見ても飽きないし
その度に感動がありますね!

ちなみにミラノ中央駅の地下を通っている地下鉄は、緑色の2番線と黄色の3番線。


ミラノの街はたくさんの路面電車、トラムも走っているから移動が便利です。

この日はVia Brera(ヴィア・ブレラ)ブレラ通りにあるPinacoteca di Brera(ピナコテーカ ディ ブレーラ)
ブレラ絵画館に行きました。

ここはミラノを代表する絵画館というだけでなく、1803年のオープン以来今もイタリアにある大きな
美術館の一つの様です。

北イタリアのルネッサンスの作品が主体なんですって。







ブレラ絵画館は飾ってある絵が印象的で素敵なだけでなく
絵画館自体の造りがとても素敵なんです。

美しい雰囲気の中で出逢う美しい絵の数々
美しさ、感動が倍に感じます。

何度、「素敵な美術館だわ〜」と思ったことでしょう!

絵を眺め、周りの美術館の中の造りを眺め、
うっとり。





このガラス張りの作業場の中で
絵の修復作業が行われています。

この日はやっていませんでしたが、
日によっては中で行われている修復作業が
見られる事でしょう。

何百年も前に描かれた絵はどうしても
ひびが入ったり色あせたり、劣化します。

修復してくれるしてくれる人達のお蔭で
今もそして、これからも私達が素晴らしい絵の数々を
鑑賞し続ける事ができるんですね。


素晴らしい仕事です。

この様に、大切な物を大切に直しながら
大切に次の代に引き継いでいく。

全てに通じる大切な心だと思います。



いすがあちらこちらに置いてあったので
いすに座り、リラックス見ながら
立ってみるのとはまた違った目線で
絵を鑑賞。

この絵はブレラ絵画館の代表作の一つ。

ラファエロの「マリアの結婚」







絵画館の中のこんな何気ない風景も
絵みたいでしょ?



ブレラ絵画館の中で絵を鑑賞しながら、現代から中世にタイムトリップ。

時代の中を旅して来ました。

ブレラ絵画館の入っている建物の中はとても広く、ところどころに彫刻が置いてあります。

中庭も素敵。

この建物の裏手には植物園もあります。

そこは小さいけれど、緑に花、ハーブに覆われていて、いい香りがします。

静かで優しい時間が流れている植物園の中で、時間を忘れ、緑に囲まれて過ごす時間は至福。

この辺りのブレラ地区は昔ながらのアンティークな街並みで雰囲気も素敵。

レストランやカフェもあるので、美術鑑賞した後は、この辺りを散歩したり、カフェに入ったり、
良いレストランを見つけたら食事をするのもお勧め。

心が優雅になる、そんな一日を過ごせることでしょう!