自宅待機12日目
朝、やっと外に出ました。
朝一番に車で隣町の保健所にコロナウィルの検査を受けに行きました。
外に出て歩いたのは車に行くまでのほんの少しの間でしたが、嬉しくてスキップ♪
外の景色を見て良い気分転換!
イタリアの田舎町を車でドライブするのは本当に楽しいものです。
携帯電話は置いていってねと言われたので写真は取れず。
保健所で鼻と喉にピッと綿棒を入れて粘膜を取る検査をしてきました。
しかし、検査を待つイタリア人の待ち方もイタリア式並び方、順番は関係なく、バラバラに並ぶ。
そして検査する人達も来た順番も、名前を言った順番も関係なく、検査を始め、最初に順番通りに
聞いていたのは何だったのだろう???と日本とは全く違う、イタリア式なのでした。
この日はお昼にお友達家族が旅行のついでに寄ってくれて、テラス越しながら嬉しいご対面。
ちょうどお昼で暑い中でしたが、汗をかきながら楽しいお喋りのひと時でした。
お土産にカチョカバッロという大きなチーズを頂きました。
南イタリアで作られている馬のチーズという意味のカチョカバッロは、熟成するために袋に詰めたものを紐で繋ぎ、棒に吊り下げて熟成させている様子が馬の鞍の左右にぶら下げて運ぶ姿に似ていたことからその名がついたそうです。
牛の全乳、塩、レンネットのみから作られる火を通さない硬質のチーズは焼いて食べるととっても美味しいので、夜のお楽しみに♪
お昼ご飯はパスタ。
ナスとズッキーニを入れたアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。(イタリア人にはペペロンチーノじゃない!と言われましたが。。。)
それから、少し甘いものが食べたくなって、あるものでデザートを作ってみました。
ビスケットで作ったタルト生地にリコッタとヨーグルトを混ぜたクリームを塗り、上にはりんごのキャラメリゼ。
お花のようにのせてみました。
夜はお待ちかねのカチョカバッロをフライパンで焼いて、パンにのせて食べました。
この2週間、思いがけない時間ができて勉強したり、色々と考えたりする時間がありました。
外に出られないのは退屈だけれど、たまにはこんな時間も良いものです。
どこに住んでいても、何をしていても、今の自分がどんな状況にいたとしても、ひとりひとりに
それぞれの毎日があり、時間がすぎていく。
理想、思うことは色々とあるけれど、まずは今の現実を受け入れることから全ては始まるのかなと
今は思います。
今まで受け入れられないものがたくさんあったけれど、歳を重ねてきたからでしょうか、最近はやっと、
色々と受け入れられるようになってきました。
周りにないものを探し、追い求めるよりも、今持っているもの、周りにあるのの大切さに気が付き
感謝して、それをどう活かしていくか。
皆それぞれに人生のストーリーがあり、自分のストーリーの主役は自分だけ。
感謝して、日々を重ねていきたいと思います。
今日も大好きなイタリアの空の下に生きている今に感謝して。
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