2016年3月16日水曜日

イタリア旅行記 最終日、ついに帰国


1月28日(木曜日)

2015年の3月中旬にイタリアに到着してから、料理学校、レストランでのスタージュ
そして、その後の小さなイタリア旅行と駆け抜けてきた約10ヶ月。

いよいよ日本に帰る日が来ました。

やっと慣れてきて楽しくなり始めてきたイタリアにもう少し残りたいような、日本に帰りたいような
何とも言えない複雑な気持ちで、この日の朝を迎えました。

ホテルでの最後の朝食、いつも食べていたブリオッシュやハム、チーズを食べて、チェックアウト。

ホテルのスタッフはどの人も感じの良い人で、チェックアウト時のフロントの人に感謝と
気持ちよく滞在しましたと伝えたら、
「イタリア語が上手いね。またミラノに戻ってきた時は、ここに来てね。」
と言ってくれました。

マルペンサ空港へはミラノの中央駅の向かって左側から3社程のバス会社のバスが10分おき間隔位で
出ています。(ちなみに右側はリナーテ空港行きのバス停です。)

時間は1時間程です。

バスの中から今回最後のイタリアの景色を最後の最後まで楽しみました。

空港に着いて、先ずは先に重い荷物を預けてしまいたくて、早々にチェックインを済ませて
中へ。

荷物の検査のところで、母が係の人に「靴を脱いで。」と日本語でいわれたので、ドキッ!

でも、その後に「うそうそ、大丈夫!」って。

日本語で靴を脱いでというのが合っているかどうかを確かめたかったみたいで。

丁寧な日本語の言い方を教えてあげたら、喜んで何度も練習していました。

良かったな!最後の最後まで、良いイタリア人に出会って、コミュニケーションが取れて。

そう。終わりよければ、全て良し!!!

空港の中でご飯食べたり、カフェを飲んだりしている間にあっと言う間に出発の時間が迫ってきた〜。

飛行機に乗る前に急いでシェフに電話して最後にお話できました。

あと思い残すことは・・・?

あ〜たくさんあるけれど、もう飛行機が出発する時刻。そして、ついに動きだしました。






だんだんと小さくなっていく大好きなイタリア。

それと共に心の中の色んな想いが溢れてきて、涙も溢れてきました。








楽しいこと、嬉しいこと、かなしいことやつらいこと、本当に色々なことがありました。

たくさんの経験をしました。

人だけではなく、色々な出会いがありました。

料理の勉強で行ったイタリアですが、それだけじゃなかった。

人生、生きることの勉強でもありました。

どこの国に暮らしていても、人種が違っても、バックグラウンドが違っても、皆、生きていくのは大変で
毎日を一生懸命に生きている。

そして、毎日の日々の中の小さな幸せを見つけてる。

世界どこの国に生きていても皆の日々の生活の営みは同じなのです。


辛かった日々も後になると全てが良い経験、思い出と思えるから不思議です。

楽しかった日々より、辛かった経験の方が後々まで心の中に残るのかもしれません。

「あ〜、あの時、頑張ってたな、私」と懐かしく笑うことができたら、それがいいのです。

全てが忘れたくない、大切な宝物ばかり。

お金には変えられない大きな大きな大切なものが心、身体の中いっぱいにぎっしりと詰まっています。

大きなギフトをもらいました。


そして、また次の私に向けて歩き出しています。

同じ毎日なんてありません。毎日が新しい。

日々の幸せと健康に感謝して、笑顔であるいていきます。


いつも支えて下さる周りの方々と素晴らしい出会いに心から感謝の心でいっぱいです。

本当にどうもありがとうございます。


今年ももうすぐ桜が咲いて、春がやってきます!

さぁ、歩き出しましょ。



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