2015年3月31日火曜日

学校6日目


お休みを挟んでの月曜日。lunedi.

今日の午前中はお城のエノテカで初めてのワインの授業。

このお城は500年前のお城でなんとも250年もかけて作られたそうだ。

その時代の人はここで何を食べ、何を考え、どのような生活をしていたのだろう。

時代の重みを感じるエノテカのクラスルーム。




ここにいると、その昔の人と繋がっている気がする。

ここでワインの授業が受けられるのは、幸せなこと。

今日はブドウの種類、ワインの作り方について学びました。

イタリアには493種類のワインがあるというから驚き。

一年間、毎日違う種類を飲んでも飲みきれないんだ!!

これから、更にワインとお料理の相性について学べるので、楽しみな授業。

ま、全ての授業が楽しいのですが、ね!

午後は、温かいものと冷たいものの前菜。


TARTRA CON PASSATA DI VERDURE DI STAGIONE

ハーブの香りのする塩味のプリンの様な温かい前菜。中に入ってるハーブが効いてる。

とろりとした繊細な味。


CAPONET DI VERZA E GANBERI

イタリア版 海老のロールキャベツ。中には海老とキャベツが入っていて、もちろんハーブの香りが。


アーティチョーク。

日本だとなかなかお目にかかる事はないけれど、こちらでは良く見かける。

イタリアに来て初めて生で食べたけれど、歯ごたえと独特の味が美味しい。


CONIGLIO IMPANATO CARCIOFI E OLIVE NERO

食べるのを楽しみにしていたウサギ。

ここピエモンテでは良く食べるそうです。初めてのウサギ。

色はチキンみたいだけれど、もも肉を使っているので、切るのに結構、弾力を感じました。

今回はミンチにして、ハーブやチーズを入れて揚げているので、クセは感じなかった。


今日は土日のお休みを挟んでの授業、少しずつだけど、使う料理用語を覚えてきたみたいで、

先生の言う事が判る事が増えたきた事が嬉しく感じた。

こんな小さな事だけれど、もっと頑張りたいと思えるし、励みになる。

毎日、一日、一日をとても大切に感じています。



2015年3月30日月曜日

VIA TRINO.


イタリアに来て初めてのお休み。すこ〜し気持ちがほぐれる。

勉強する事はたくさんあるけれど、土曜日は一日ふらりとトリノへ。

クラスメートと4人で行って来ました。

ここからバスと電車を乗り継いで一時間くらい。悪くない。

電車やバスに乗るのは好き。特に外国で。車窓の風景を見るのは楽しい。

テレビであったな〜。「世界の車窓から」あの番組、好きだった。

雲一つない、どこまでもクリアに真っ青な空。空気も違う。透き通っている。



快適な車内。

遠くに雪をかぶったアルプスの山々が見える。

トリノに着いてまず、CAFFE AL BICERINへ。


ホットチョコレート、エスプレッソコーヒー、牛乳で作られた飲み物。

1763年にこのカフェで生まれたそうだ。

トリノはチョコレートで有名な街。チョコレートが甘くて美味しい。


ビチェリンを飲んで身体が温まったら、マーケットへ。

野菜、肉、魚、雑貨と分かれていて、それぞれがものすごく大きくて活気がある!






今日のお昼は少し背伸びしてリストランテ DEL CAMBIOへ。


















クラシックで重厚な店内。年配の素敵な方々をお食事をしていた。

若者は私達だけ。少し場違いな気分になったが、あのお店の中で食事できるのは幸せ。

料理の勉強をしに来たと伝えたら帰りにキッチンを見せてくれた。


ピカピカに磨き上げられた厨房。

上品な量とは言え、これでもかという位に出て来たので、お腹がいっぱい!なので街中散策。




皆、思い思いに休日を楽しんでいた。ここにいる私も今はこの生活が日常なのだとかみしめてみた。



2015年3月29日日曜日

初・外食


今日は金曜日で学校が終わった後、クラスメートと初めての食事に行った。

皆、緊張の最初の一週間だったから、まずは無事に一週間終わってお疲れ様で、

美味しいご飯とワインを楽しみに。

と言ってもこの小さな街にはレストランは数件、数える程しかない。

学校の前にあるCAFFE ROMAというお店へ。











ピエモンテの郷土料理のコースにボトルの白ワイン、そして赤ワインを飲んで25ユーロ。

街中の気取らないカジュアルなトラットリア。

お店の人もフレンドリー。

最後の食後酒はたまたま近くに座っていた親子で食事をしてた方に御馳走して頂いた。

娘さんの旦那様は日本のイタリア大使館で働いていて、子供は日本で生んだそうだ。

日本語でそう言っていた。だから日本人に会って嬉しかったみたい。

食後酒は強めだけれど、胃をさっぱりとさせて、消化を促す働きがあるそうだ。

イタリアに来てまだ一週間たたないけれど、イタリアの食は美味しい!

イタリアに来て目覚めたものの一つにエスプレッソもある。

日本ではコーヒーはあまり飲まなかったけれど、イタリアでエスプレッソの美味しさに目覚めた。

これから、どんな食に巡り会えるかな♪いっぱい食べるよ。

健康な私、胃袋くん、お付き合いお願いします!!



学校5日目


長かった最初の一週間。今日は金曜日で、明日はお休み。

今日は午前中がデモの授業。4品。

今日教えてくれるシェフはサルッツォという街から来たAndrea Chef.

サルッツォという街は北イタリアの古い街でフルーツがたくさん採れるそうだ。

なんでも200席あるレストランを真空調理等を駆使して3人で回しているらしい。


GAMBERI CON CREMA DI FAGIOLI E PANCETTA AL BASILICO


CIPOLLA COTTA AL SALE IN CREMA DI PATATE E COSCETTE DI QUAGLIA

COSCETTE DI QUAGLIAとはウズラのお肉。


INSALATA DI PETTO D'ANATRA CON CONFETTURA DI CHIPOLLA ROSSA

D'ANATRAは鴨の肉。これに赤ワインや蜂蜜等を入れて煮込んだジャムがとても合う。


TORTINO DI POLPO E PATATE PROFUMA ALL'A GLIO CON BOTTARGA DI MUGGINE

満を持して登場。大好きなからすみ。タコとポテト。

じゃがいももレシピに良く登場する食材の一つ。

マッシュしたじゃがいもにマジョラムが入っているのだが、日本では食べなかったが

イタリアに来てからマジョラムが好きになった。

たこは日本人はビックリする位に柔らかく茹でる。一時間位。

南の人達はタコを生でも食べるが、北イタリアの人達は柔らかく茹でて皮や吸盤も取るそうだ。

やはり海の街と山の街の違いかな?

シェフは皆、イタリアの食材、地域の料理等にとても詳しくて、色々と話をしてくれる。

そんなちょっとしたイタリアの人達の日常の食や食材、地域の話を聞くのがとても興味深くて楽しみ。

そして、ビックリする程に皆、仕事が綺麗で早い。

毎回、プロ意識の高さに驚く。

午後はチーズの授業。楽しみにしていた時間の一つ。

ONAFというイタリア全土20州全てに支部があるチーズ協会の方が教えに来てくれた。

イタリアのチーズの種類や作り方について。なんと400種類以上のチーズがあるそうだ。



話を聞いた後にテイスティング。今回の4種類はすべてピエモンテ産のチーズ。

12時の位置から時計回りにテイスティングする。

最初はクセのないフレッシュな食べやすいチーズで、少しずつクセの強いチーズになっていく。

上から時計回りに、フォルマッジョ・マーグロ、ロッビオーラ、ラ・スケーラ、カステルマーニョ

一つずつ香り、食べた時の印象を話していく。

どれも好みだったが私が一番気にいったのはカステルマーニョ。

しかし、これはワインが飲みたくなった。ワインも出たら良かったのにな!

もっと聞きたい面白い授業だった。

イタリアのチーズ、たくさん食べたいな。もちろんワインと共に。


これで最初の一週間は終わり。

緊張はまだとけないけれど、気持ちは少しリラックス。

少し休んで、来週に繋げよう。