2015年12月28日月曜日

ひとつだけ・・・

Natale(クリスマス)が終わり、昨日今日とお店は一時、落ち着いています。

さすがに食べるの大好きなイタリア人もクリスマスにあれだけ食べて、これから来るCapodanno(お正月)
にまたたくさん食べるからそれに備えて、胃を休めているのかしら?

クリスマスが終わった日は爆睡でした(笑)

私も来週に備えて更にパワーを蓄えております。

忙しいに加えてスタージュ最後の週だし、しっかりと仕事して今回のイタリア料理修行を
一つ完成させて、次に繋げられる様にしたいから。



それはそうと、今さらですが、一つだけ嫌いな仕事があります。

今まで一度しかやっていませんが、その嫌いな仕事が昨日ありました。二回目ということですね。

Agnolotti dal plein(アニョロッティ・ダル・プリン)の中身をミンチにする事。

これはピエモンテのパスタです。

ラビオリの一種でとても小さいんです。プリンとは摘むという意味です。

パスタを作る過程でパスタを摘む作業があります。だから摘む。のです。

これはお店で作っていません。

私も最初はお店で作ってないのか〜とショックでしたが、これお店で作るとしたら、これだけを
毎日作る人が一人必要です。

仕込みにと〜っても時間がかかります。

一度やりましたが、やってみてわかった!大変!!!

ピエモンテの郷土料理だからいつもメニューに入っているし、良く出ます。

そんな訳で工場で作ってもらってます。が、中身はお店で仕込んで持って行くんです。

プリンの中身は基本、3種類以上のお肉が入っています。

正直言うと。。。ここだけの話。

冷蔵庫の中に長い事入っていたお肉や、これはどこの部位だ??っていうようなお肉、
余り肉を何でもかんでも全てかき集め、オーブンで再度火を入れ、ミンチの機械でミンチにします。

でも、これがすごい匂い!なので私は苦手です。

プリンは美味しいから好きだけど、これ見ると。。。



茹でたお米も一緒にミンチにします。

写真ではやんわり、ソフトに見えますね(笑)




これをこのミンチにする機械にかけると、
こうなります。

これがプリンの中身になります。




Agnolotti dal Plinです。

とても小さいんですよ。

でも、バターとハーブとお肉の出汁で仕上げるのですが
美味しいんです。









ま、こんな仕事もありますという一つのお話でした。



今朝はすごく寒かったけれど、空が空気がとても澄んでいて周りの山々がくっきりと見えました。



さて、明日はおやすみですよ!


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