2016年2月29日月曜日

イタリア旅行記 ボローニャ後編 塔に昇る〜の巻


1月20日(水曜日)

パスタを習いに行き、造ったパスタをお昼に食べてお腹がパンッパンになった後、
さすがに「これは大変!」と思い、ボローニャの中心地をお散歩しました。

 街の中にたくさんお惣菜のお店、パン屋さん、お菓子屋さん、お肉屋さんがあり、
ショーケースには美味しそうな物がたくさん!

お腹いっぱいなのについつい、見てしまう私は
食いしん坊です:)!!

でも、美味しそうにみえますよ、ね?



ハム、サラミがたくさん!



さすが!Tortellini(トルテリーニ)はあちこちで
見かけます。

パスタの種類も色々で見ていると楽しい!

イタリアはどこの街でも食べ物やさんの
ショーケースを覗くのが楽しいんですよね。

食の国、イタリア!





Torri Pendenti(トッリ・ペンデンティ)ボローニャの斜塔に
辿り着きました。

高い塔がTorre degli Asinelli、アシネッリの塔(97m)

低い塔がTorre Garisenda、ガリセンダの塔(48m)
こちらは少し傾いています。
なんとも少し傾きすぎていたので少し削ったそうですよ!

アシネッリの塔は€3で昇れます。

早速TRY!!


木のとても古い、幅の狭い階段です。

そして、急↗︎



建物の中の中も狭いから、階段はグルグル、グルグル。

下を見るとこ〜んな感じ。

スルリ満点。

高所恐怖症の方は要注意です。

上をみてもこ〜んな感じ。

上にはまだまだ程遠いなぁ!

途中の窓から見えた隣のガリセンダの塔。

傾いていますね。

皆、「はぁはぁ!」息を切らしながら昇っていました。

降りて来る人に「もうすぐだから、頑張って」と言われ
プルプルの足の最後の力を振り絞り、あがってみると、
そこに広がっていたのは・・・





ボローニャの素晴らしい街並み。

しばし疲れが吹き飛びました。

しかし真下を見てしまったら、恐怖!

た、高い!!!

ここに辿り着く階段は498段です。


上からの眺めは圧巻です。

日本の様にビルがたくさんとかネオンがすごいとか、そういう種類の物とは全く違う、
古き良き、歴史の中で積み重ねられた素晴らしさ、その歴史を感じられる趣が伝わってきます。


しばらく上からの景色を堪能。

しかし昇ってきたと言う事は
降りなくてはいけないですね。

上の階段はほぼ90度に限りなく近い
急さ。

しっかりと手すりに摑まりながら
降りました。

ところどころ、床に穴が開いていて
真下がダイレクトに見える演出(?)も
臨場感あります。

足はプルプルですが、
良い運動になりました。




  
ガリセンダの塔は根本の部分から
この様に傾いています。



Piazza Maggire、マッジョーレ広場の周り。

月が現れてきました。

Basilica di San Petronio、サン・ペトロニオ聖堂の
中も見学。

中心地だけでしたが、小さなボローニャの
お散歩を楽しみました。


2016年2月28日日曜日

イタリア旅行記 ボローニャ前編 パスタを習いに行くの巻 


1月20日(水曜日)

この日は楽しみにしていたパスタ教室へ行きました。

前の日の夜に予約しに行ったのはこの教室でした。

私のレストランでのスタージュの時の心の友、モデナ出身のイタリア人Claudio(クラウディオ)さん
生パスタを仕込むのが好きな私にお勧めしてくれた学校です。

レストランでは機械を使っていましたが、ここでは全てを手で仕込む方法を教えてくれるから
行ってみたら面白いと思うよと教えてくれました。

それだけの情報で、どんな所かよくわからずに決めたのでドキドキしながら行きました。

料理教室みたいに生徒が何人かいて、教えてもらいながら皆で同時に進めていくのかな〜?とか
どんな感じかな〜?と思いつつ。

「明日は朝10時からだから10分前に来てね。」と言われたのに、ドアが開いていなし、生徒もいない!

「大丈夫かな?」と少し不安になっていたら10時前ギリギリにドアを開けてくれました。

でも生徒は私1人???

とりあえず、エプロンを渡されエプロンをして工房へ行きました。

結局、単発のクラスの受講は私だけでした。

後は皆さん、1週間とかプロコースを受講している方ばかり。と言っても全部で5人位。

なかなか、こじんまりとしていていい感じ。

その中に日本人の男性もいらっしゃいました。

先生らしき人にパスタの粉の配合を指示され、自分で用意してまずは捏ねるところから始めました。

そして生地を捏ね終わり、休ませている間に他のお手伝い。



Tortelli(トルテッリ)

ほうれん草が練り込まれた生地に
中身もほうれん草とリコッタチーズ。


これをやる作業はまぁ地味なんですけれどね、
これが好きなんです。

レストランでも随分とたくさんやりました。

楽しいんです。

夢中になっちゃう!

この作業をしている間に満を持してパスタ造りのマエストロが遂に登場。




マエストロが生地の伸ばし方を
教えてくれました。

マエストロの手捌きのすごさは
半端ありません!

さすがです。
経験に勝るものはありません。

マエストロがやっているのを見ると
簡単そうに見えるのに、自分では全く
出来ませんでした。



しかも機械で伸ばしたかの様に薄く伸ばすあの技術、
素晴らしすぎて開いた口が開きっぱなしでした!!!


Tortellini(トルテリーニ)を造るマエストロ。

私が1個をやっと造り終える間に
ゆうに10個は仕上げてらっしゃいました。

イタリアの職人魂をまざまざと
見せつけられました。

とっても明るいマエストロ。
歌を歌いながら〜♪
声もおっきい!懐もおっきい!
お腹も???
イタリア人のこんな所が好きです。





Farfalle(ファルファッレ)


















Tagliatelle(タリアテッレ)
















特にレシピも何もあるわけではなく、なんとなく簡単に一通りパスタの作り方を教えてもらった
という感じでした。

3時間。この技を習得するのには3時間は短すぎます。入門のまた入門くらい。

何事も習得するのには時間と経験が必要、大切という事ですね。

受講料はお高いです。ですが、良い出会いを良い経験をもらいました。

その後はランチ。自分で造ったパスタを食べました。

ここは2階が工房になっていて、1階がレストランになっています。




Tortellini in brodo(トルテリーニ・イン・ブロード)

トルテリーニはボローニャから広まったと
されています。

ボローニャ料理として登録されているそうです。

この様に雄鶏と雄牛で作ったブイヨンの
スープの中に入れて食べるのが伝統的。



もう一つ、ボローニャの料理と言えばコレ!

Tagliatelle alla Bolognese(タリアテッレ・アッラ・ボロネーゼ)

とても美味しかったです。

自分でパスタを打ったから余計に
美味しく感じますね。






ボローニャに来たら、やっぱりパスタを食べなくちゃ!


2016年2月27日土曜日

イタリア旅行記 フィレンツェ→ボローニャへ


1月19日(火曜日)

フィレンツェ最終日。

荷物をまとめてから、フィレンツェ滞在中、何度も食事したり、お茶を飲みに行ったお気に入りの
中央市場の2階にあるil mercato CENTRALE(イル メルカート チェントラーレ)で最後のランチ。

赤ワインもキャンティを飲みながらモツ煮込み、熱々のトリッパとランプレドットのサンドを頬張りました。

サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からFreccia Rossa(フレッチャ・ロッサ)イタリアの鉄道の高速鉄道にのり
次の目的地のボローニャに移動。

ちなみに電車は旅行の日程を決めた時点で事前に全てインターネットで予約しておきました。

電車に乗る事、約30分程でBologna Centrale(ボローニャ・チェントラーレ)に到着。

ここも大きな駅。

全く初めての地だから土地勘も何もなく、駅でホテルをどう探そうか?わからなくて、
ここでも人に道を教えてもらい、そちらの方面に歩いて行きました。

途中でホテルの名前が出てきて、案内の看板が出てきましたが。

イタリアの道路標示の看板て、とても判りづらい!その通りに行って迷った事も多々あり。

結局ホテルの近くで、もう一度人に聞き、やっとホテルに辿り着きました。

判らない時は人に聞いた方が早いし、確実だと思います。

大きな重い荷物を持っていると、そんなに遠くない道でもとても遠く、辛く感じます。

今回は、次回は荷物をもっとコンパクトにしようと思うことが多々、多々です。本当に大切!

話はそれましたが、荷物を置いてからバスに乗り街の中心地に行きました。

Piazza Maggiore(ピアッツァ・マッジョーレ)


遠くに見える塔は
Torri Pendenti(トッリ・ペンデンティ)

Fontana del Nettuno(フォンタナ・デル・ネットゥーノ)
海神ネプチューンの噴水

Basilica di San Petronio(バジリカ・ディ・サン・ペトロニオ)

サン・ペトロニオ聖堂

未完成だそうです。












駅からマッジョーレ広場に進む道、via dell'indipendenza インディペンデンツァ通りの両側はアーケードになっており
たくさんのお店が並んでいます。

インフォメーションセンターで地図や情報をもらってから、目的地へ。

ここで明日の予約をしました(何かは、次回のお楽しみ♪)

その後Mercato di Mezzo(メルカート・ディ・メッツオ)メルカート・ディ・メッゾ市場へ。
狭い道に八百屋さん、お肉屋さん、パスタのお店、イータリー等が所狭しと並んでいます。

その中でAperitivo(アペリティーヴォ)をやっているBarを見つけ、そこで夜ご飯。

アペリティーヴォはお酒を一杯頼むと、バッフェ形式の前菜が好きに取れるという素敵なシステム。

アペリティーヴォは食前酒だけれど、アペリチェナとも言われているそうで、お酒飲みながら、食べ物をつまみ
ながら友達とこれを夕食にする人も多いんですって。

ブルスケッタでけでなく、ピザやパスタまでおいてあるお店もあるから、しっかりお腹が一杯になります。

この日に入ったお店もお野菜たくさん、冷たいお料理、温かいお料理と種類も豊富でした。

Barでは若い人達もおじさん達のグループも楽しそうに話をしながらお酒を飲んでいて、イタリア人の日常を
見る事ができます。

異国での人間観察、面白いですよね。

さて、いよいよEmilia・Romagnaです!

どんな場所で、どんな人達との出会いがあるのか、楽しみ!!









イタリア旅行記 フィレンツェ編その2


1月18日(月曜日)

朝一番でPiazza Michelangelo(ミケランジェロ広場)へ。

Santa Maria Novella駅(サンタ・マリア・ノヴェッラ駅)の東側からバス13番で、ミケランジェロ広場は終点。

やはりここから見えるフィレンツェの街並みは何度見ても素敵!


フィレンツェのレンガ色の屋根の街の景色
その中にクーポラ

青い空、周りにそびえる山々

すべての景色が一つに溶け込んで
美しいハーモニーを奏でています。








ミケランジェロ広場からの
美しいフィレンツェの景色に目鼓みを
打った後、カフェに入り冷えた身体を
温かいカフェで温めました。

生クリームがこ〜んもりとのっているのは
Choccolato Caldo、ホットチョコレート




ママと一緒に来ていた愛らしい赤ちゃん。

ニコニコ笑っていたのに、カメラ向けたら
少し泣きそうな顔になっちゃった!
ごめんね〜。











午後はアルノ川の左岸にあるPalazzo Pitti(ピッティ宮殿)とGiardino di Boboli(ボーボリ庭園)をゆっくりと見ました。

ピッティ宮殿はルネサンス様式の広大な宮殿。

フィレンツェの銀行家ピッティが宮殿建設に着手。その後メディチ家に売却され、メディチ家の住まいに。

この中にはパラティーナ美術館、銀器博物館、衣装博物館、裏手には更に広大に広がるボーボリ庭園があります。

豪華な衣装、宝飾品、器等のコレクションの数々にメディチ家の豪華な暮らしを垣間見られます。

ボーボリ庭園は全部歩くと半日以上は時間を費やしそうな位に大きな庭園。

その昔、メディチ家の人達もここをお散歩しながら緑や花々を楽しんだり、ところどころから見える
フィレンツェの街並を楽しんでいたのかしら?

そんな事を思いながら庭園の中を散歩していました。

すっかり写真を撮る事を忘れています。

しっかりと心の中に焼き付けておきたいです。