2016年2月22日月曜日

イタリア旅行記 サン・ジミニャーノ編


1月14日(木曜日)

この日はちょこっと休憩日。ひと休み。

旅行中とは言え、休憩も必要。

ホテルの近くをお散歩する位で、また明日からの旅に備えました。



1月15日(金曜日)

早起きして、San Gimignano(サン・ジミニャーノ)へ。

シエナのPiazza Gramsci(グラムシ広場)から直通のバスで1時間程で行かれます。

片道€6

美しき塔の街と呼ばれるサン・ジミニャーノという街は世界遺産に登録されています。

13〜14世紀、中世の時代に栄えたこの街には、街の貴族達が富と権力の象徴としてたくさんの塔を建てたそうです。

なんと最盛期には72本もの塔が建てられていたそうです。

こんなイタリアの山の中にニューヨークの様な摩天楼の風景が広がっていたんですね。

それも今ではなく昔の話です。

どんな光景だったのか見てみたいですよね。

しかし今残っている塔の数は14だそうです。

バスを降り、ここがサン・ジミニャーノの入り口。Porta San Giovanni(サン・ジョバンニ門)

サン・ジミニャーノは街の周りが城壁で囲まれていて、南北に1km、東西に500m程の街です。


 さぁ、中に入りましょう。



まるで中世の童話の絵本の中に迷い込んだ様な
ロマンティックな町並み。

石畳の素朴な小さな街です。






門をくぐり、広場に向かう道
Via San Giovanni(サン・ジョバンニ通り)の両側に
陶器、革製品等を扱うお土産物屋さんが
たくさんありました。







あ、最初の塔が見えました!



塔以外は高い建物はありません。

どこを見ても、どの道もそれぞれに
素敵なんです。

何気なく飾ってある花の鉢植えさえも
絵になります。

ここでもあちらこちらでイノシシのお肉の
プロシュートやサラミを見かけました。

それからチーズ。

ポルチーニ等も。山の幸の宝庫です。

それからワインのお店もたくさんありました。

トスカーナと言えば赤ワインというイメージですが、
ここサン・ジミニャーノは辛口の白ワイン
Vernaccia di San Gimignano
(ヴェルナッチャ ディ サン ジミニャーノ)
が有名なんです。


ゆ〜っくりと歩くこと10分もかからずに
街の中心地
Piazza della Cisterna(チステルナ広場)
に着きました。

多分、普通に歩いたら5分位かしら?

チステルナとはイタリア語で井戸だそうで、
広場の真ん中には井戸がありました。
かつてこの街の重要な水源だったんですって。



チステルナ広場の一角にあるジェラート屋さん。

こちらはなんと世界一に輝いたジェラテリアだそうです。

ジェラート大好きな私は世界一のジェラートの味を
楽しみにしていたのですが。。。

1月中は冬休みとの事で!

残念でした。

次回こそは食べたいな。という事で。

次回のお楽しみが出来ました。

広場のすぐ脇にDuomo(ドゥオーモ)があり
その周りには7本の塔が建っています。

ドゥオーモの中の
Cappella di Santa Fina
(サンタ・フィーナ礼拝堂)の
フレスコ画もとても素晴らしい作品でした。

街の守護聖女サンタ・フィーナが
15歳で天に召された日に、この街の塔に
黄色いスミレの花が咲き乱れたという
伝説のある彼女の生涯が描かれています。

写真は禁止だったので、窓の外からちょっぴりだけ写してみました。

かすかに雰囲気だけでも感じていただけたでしょうか?


こちらは青い空に向かって
まっすぐにグンとそびえ立つ
5本の塔です。


ドゥオーモからまた5分程歩くと
また違う門Porta San Matteo
(サン・マテオ門)
に辿り着きました。

街はこの様な城壁と5つの門に
囲まれています。



門の外にも辺り一面
トスカーナの風景が広がっています。









こんな何でもない街の中の
静かな風景が大好きです。

そうそう。
ここの街、小さいけれど坂の多い街です。

どの写真も道は坂道なんですよ。


 またまた門がありました。





ランチタイム。

小さなカフェに入りました。

こちらのワインが
ヴェルナッチャ ディ サン ジミニャーノです。

キリッと冷えた辛口の白ワイン、お天気の良い日の
ランチに合いますねぇ。

しかもトスカーナの美しい風景を眺めながらだと
気分も良いのですよ。







地元のサラミとグリルしたお野菜の
パニーノ。

シンプルなトマトとモッツァレラの
パニーノ。

パンもご主人の手作り。

シンプルで美味しいパニーノでした。


ご主人、日本にいらした事があるとの事で
その時の写真と
日本酒の空き瓶が飾られていました。

明治神宮や銀座、京都を訪れたんですって。

お昼を食べた後はジェラート。

世界一に輝いたお店ではなかったけれど
美味しかったです。

いや、イタリアはジェラート美味しい。

どこでも!!

イタリアにいる間、色んな場所で
数えきれない程にジェラート食べましたが、
一度もハズレはありません!

思い出しただけで、食べたくなります♡






フィレンツェからも日帰りで訪れる事が出来るそうです。

日帰りで十分に楽しめる街なのでお勧めですよ。

中世にタイムスリップしたかの様な気持ちを味わえます。

そして、美味しい物にも巡り合えますよ。

あ、でも、世界一のジェラートを食べたい方はお店のお休みを要チェックなさってくださいね。


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