2016年2月28日日曜日

イタリア旅行記 ボローニャ前編 パスタを習いに行くの巻 


1月20日(水曜日)

この日は楽しみにしていたパスタ教室へ行きました。

前の日の夜に予約しに行ったのはこの教室でした。

私のレストランでのスタージュの時の心の友、モデナ出身のイタリア人Claudio(クラウディオ)さん
生パスタを仕込むのが好きな私にお勧めしてくれた学校です。

レストランでは機械を使っていましたが、ここでは全てを手で仕込む方法を教えてくれるから
行ってみたら面白いと思うよと教えてくれました。

それだけの情報で、どんな所かよくわからずに決めたのでドキドキしながら行きました。

料理教室みたいに生徒が何人かいて、教えてもらいながら皆で同時に進めていくのかな〜?とか
どんな感じかな〜?と思いつつ。

「明日は朝10時からだから10分前に来てね。」と言われたのに、ドアが開いていなし、生徒もいない!

「大丈夫かな?」と少し不安になっていたら10時前ギリギリにドアを開けてくれました。

でも生徒は私1人???

とりあえず、エプロンを渡されエプロンをして工房へ行きました。

結局、単発のクラスの受講は私だけでした。

後は皆さん、1週間とかプロコースを受講している方ばかり。と言っても全部で5人位。

なかなか、こじんまりとしていていい感じ。

その中に日本人の男性もいらっしゃいました。

先生らしき人にパスタの粉の配合を指示され、自分で用意してまずは捏ねるところから始めました。

そして生地を捏ね終わり、休ませている間に他のお手伝い。



Tortelli(トルテッリ)

ほうれん草が練り込まれた生地に
中身もほうれん草とリコッタチーズ。


これをやる作業はまぁ地味なんですけれどね、
これが好きなんです。

レストランでも随分とたくさんやりました。

楽しいんです。

夢中になっちゃう!

この作業をしている間に満を持してパスタ造りのマエストロが遂に登場。




マエストロが生地の伸ばし方を
教えてくれました。

マエストロの手捌きのすごさは
半端ありません!

さすがです。
経験に勝るものはありません。

マエストロがやっているのを見ると
簡単そうに見えるのに、自分では全く
出来ませんでした。



しかも機械で伸ばしたかの様に薄く伸ばすあの技術、
素晴らしすぎて開いた口が開きっぱなしでした!!!


Tortellini(トルテリーニ)を造るマエストロ。

私が1個をやっと造り終える間に
ゆうに10個は仕上げてらっしゃいました。

イタリアの職人魂をまざまざと
見せつけられました。

とっても明るいマエストロ。
歌を歌いながら〜♪
声もおっきい!懐もおっきい!
お腹も???
イタリア人のこんな所が好きです。





Farfalle(ファルファッレ)


















Tagliatelle(タリアテッレ)
















特にレシピも何もあるわけではなく、なんとなく簡単に一通りパスタの作り方を教えてもらった
という感じでした。

3時間。この技を習得するのには3時間は短すぎます。入門のまた入門くらい。

何事も習得するのには時間と経験が必要、大切という事ですね。

受講料はお高いです。ですが、良い出会いを良い経験をもらいました。

その後はランチ。自分で造ったパスタを食べました。

ここは2階が工房になっていて、1階がレストランになっています。




Tortellini in brodo(トルテリーニ・イン・ブロード)

トルテリーニはボローニャから広まったと
されています。

ボローニャ料理として登録されているそうです。

この様に雄鶏と雄牛で作ったブイヨンの
スープの中に入れて食べるのが伝統的。



もう一つ、ボローニャの料理と言えばコレ!

Tagliatelle alla Bolognese(タリアテッレ・アッラ・ボロネーゼ)

とても美味しかったです。

自分でパスタを打ったから余計に
美味しく感じますね。






ボローニャに来たら、やっぱりパスタを食べなくちゃ!


0 件のコメント:

コメントを投稿