2017年1月29日日曜日

新しいページをひらく。



今朝、空を見上げてふと、思い出しました。

そう。それは去年の今日、2016年1月29日。

イタリアから日本に戻ってきた日。


イタリアでのひとつの物語、ページが終わり、次の物語への新しいページが開かれた日なのでした。


短かったけれど、楽しいというより、大変と思うことが多かったけれど、イタリアでの物語は
時間が経った今も心の中で輝きに満ちていて、私に愛と勇気を与えてくれる。

時間が経ったからこそ、輝きが増してきたのかもしれない。

でも鮮明に覚えている、あの日のこと。あの日の気持ち。


料理の勉強に行ったけれど、学んだことは料理の後ろ側にあるもっともっと大きな愛。

食に関わることだけにとどまらず、人や動物や自然、まわりにあるものすべてに通じる、
溢れる愛。

大切なものを胸に抱きしめて日本にかえってきた去年の1月29日。

私の学んできたものはほんの小さなことかもしれないけれど、教えてもらったこと、
人から受け取ったもの
これらを今度はシェアして、分け合っていくこと。

そしてまた、興味をもって学びつづけること。

今の私にできること。


今のページにはどんなことが書かれているのだろうか? どんなことを書いているのだろうか?


物語は続いていく・・・






手前味噌ですが。。。


今年もお味噌を仕込みました。

去年は仕込まなかったので2年ぶり!

お味噌は一度、自分で作ってからその美味しさに驚いて、それから出来る限り毎年仕込んでいます。

自分で作ったお味噌の味を知っちゃうと、買ってきたお味噌が少し味気なく感じちゃう。


始めは本を読んで始めたお味噌作り。

でも、何度か作っているうちに、色々疑問が湧いてきました。


材料や材料の配合のこと。

結論から言うと、今年も白米糀と大豆で作ったのだけど、玄米糀や麦糀だとどんな味になるだろう?とか
黒豆のお味噌はどうだろう?とか・・・


それと糀と大豆の割合。

それについて調べてみると、糀歩合は大豆に対する糀の比率のこと。

糀が多いとお米の甘みや糀の香りが強くなる傾向に、糀が少ないと大豆の旨味や食塩の塩味、
大豆の力強い香りが強くなる傾向があると書いてありました。

なるほど!!! 甘口、辛口ということだ。

地方によってお味噌の味、色、個性が違うものね。

選ぶ材料、糀歩合でお味噌の個性が決まるのですね〜。

今までは糀と大豆の割合を1:1で作っていたけれど、今年は糀を少し多めで作ることにしました。


ちなみに、お味噌を仕込むのは寒仕込みがいいのです。

気温が寒い冬場から、ゆ〜っくり時間をかけて発酵させることで、味に深みがでて、美味しく仕上がります。

しかも、カビにくく、失敗もしにくい。いいことずくめ!

なので1月から3月の間に仕込むのが理想的なのです。


私が今年、お味噌を仕込むのに選んだ材料はこちら。

無肥料、無農薬の自然栽培ですくすくと素直に
育てられた、千葉の小糸在来種のぷっくりあまい
大豆。

ぷっくりあまい。

このネーミングにやられたぁ♡











天然 白米糀はこちら、寺田本家さんのもの。

無農薬米を原料に天然の糀菌で醸した糀。


今、この写真を見て思いました。 

こうじという漢字、2種類ありますね。

糀と麹

どう違うのかしら??と思い調べてみると、
麹は米・麦・大豆などの穀類全般から作られるこうじを表す漢字で
中国から伝わってきたもの。
糀は明治時代に出来た国字(和製漢字)で米糀のみを表す。
米糀は蒸したお米に麹菌をつけて発酵させたもの。
と、出てきました。


ちなみに同じ寺田本家さんの酒粕も一緒に購入。

お味噌汁やスープに入たりしています。

パンに塗ったり、ディップ、ホワイトソースにしても
美味しいんだって。

やってみよう!









脱線その2(笑)

このお酒も寺田本家さんのお酒。

発芽玄米酒 むすひ

個性的な香りと味。

瓶の中の乳酸菌や酵母は生きていて、開けた後も瓶内で発酵し続けています。

開ける時にシュッ!!!って生きてる音がするの。

乳酸菌の酸味や香り、活きてる味がしました。



お塩もとても大切。

日本の海水100%の天日と平釜で昔ながらの製法で作られているお塩を選びました。


早速、お味噌作り。

まずは大豆を優しく、よ〜く洗い、3倍の水に18時間以上
浸けておきます。

以前は一晩、12時間以上で良いと思っていましたが、
大豆が芯まで水を吸わないと、お豆の炊きあがりが良くないの
ですって。

知らなかった。あせらずにじっくりと時間を掛けて水に
浸けましょう。



大豆は乾燥していた時の元の大きさよりも
ぐん!とおおきくなり、つやつやな顔に
なりました。

この後、弱火でアクを取りながら、指でつぶせる程度まで
お豆を煮ていきます。

4時間煮ました。

ほのかな大豆の甘い香りが立ち込めました。


煮上がった大豆を熱いうちに潰します。

袋に入れてビンで叩くと潰しやすい。

この作業も以前は随分とアバウトにやっていました。

粒の大きさが自分で作ったお味噌の個性でいいかなと。

でも、大豆の粒が残るとうまく発酵してくれないから
なめらかに潰す方が美味しいお味噌になるそうですよ!

煮汁は捨てずに残しておきます。

大豆が冷めるのを待つ間に麹の塩きり。

麹とお塩を良く混ぜます。

大好きな作業。

糀のぽわ〜んとした香りが良いのです。

そして糀の中に手を入れていると、すごく気持ちいいの。

手がツルツル、つやつやにしっとりしてきます。

糀のちから。


 潰した大豆の熱が取れたら、全部の材料を合わせます。

耳たぶの硬さくらい。

この時、少し硬いなと思ったら、煮汁を入れて調節。







そして、味噌玉作り〜!

おいしくなぁ〜れパワーをぎゅと込めながら、
空気を抜きながら、味噌玉を作ります。




 そして、いよいよお味噌作りのハイライト。

味噌玉入れの始まり、始まり〜。

容器の中に強く投げ入れた方が空気が抜けるので
本気モードで直球ストライクゾーンを狙って
いきます。

(容器はお酒できれいに拭いて消毒しました。)


それを容器の中でさらに、ぎゅうぎゅうと
押し入れます。

私はお味噌を仕込むときに、こっそりと
昆布を中に入れ込みます。

昆布の旨味が出てくれるかなと思って。

(容器の周りについてしまったお味噌はカビに
なりやすいので、容器はきれいにして下さいね。)


完成です!


空気に触れない様にぴったりとラップをして、重しをのせて蓋をしたら、冷暗所で保存。

1ヶ月〜2ヶ月たったら、もう一度へらでかき混ぜ、ガス抜きします。

10ヶ月〜1年熟成させて、食べ頃に。。。

あとは発酵の力と時間におまかせして、ゆっくりと出来上がりを待ちましょう。


お味噌作りが終わった後は、麹菌で手がしっとりときれいになっていました。





夕方、外を散歩していたら一番星をみつけました。

今日は新月です☆




2017年1月28日土曜日

触れた感触



今日の昼間、外を歩いていたら頬に触れた風がいつもの冬の風とは違い、あたたかくて。

春風?と勘違いしそうになった。

さすがに、そんなはずはないのにね。。。

でも、日差しもぽかぽかで。

冬の寒さの中のつかの間の、なんとやら・・・


気持ちが跳ねた。穏やかな一日。

2017年1月27日金曜日

もうすぐ2月。日々、つれづれ。。。


日が少しずつ長くなってきている。

まだ外は寒くて春は見えないけれど、確実に春が少しずつ近づいてきているみたい。

今から、これから来る春に備えて、夜型から朝方生活にシフト。

朝の光と空気を感じる生活に!




1月25日(水曜日)

仕事前に映画を観に行った。

違う映画を見るはずだったのに、結局見た映画は2週間前に見た映画と同じ。

シーモアさんと、大人の為の人生入門/Seymour an introduction

たまらなく、どうしても、もう一度見たくなった。

好きになった映画は何度でも見たい。毎回違った感動、感情が沸き上ってくるから。



なぜに音楽はこんなにも人の心に触れ、感動させるのだろうか?


人生と音楽はどこか似ているように思う。

時にはゆるやかに、時には速く、そして時に楽しげに、時に悲しげに。

しかし、とまることなく、たえず、流れ続け、繋がり続ける。

音から音へ、瞬間から瞬間へ。

リズムを刻み、テンポをとりながら。

美しいハーモニーが生まれ、響きだす。

人生と音楽は互いに惹かれ合い、響きあっているのだろうか?

心の動きと音の動きは似ている?


美しい音楽は私達の胸をうつ。


今まで生きてきた道は平坦ではなくて、悲しくて辛くて胸をぎゅと掻きむしられた様な日々もあったけれど、
時が経ち、そんな経験も今は大切な私の一つのピースになっている。

その時の私がいたから、今の私がいると。

夜の闇があるから、昼間の光が輝く。

人間の命も永遠ではなくて、誰でもいつか死ぬ日がくるからこそ、生きている今が活き活きと輝く。

シーモアさんは言ってた。

衝突も喜びも調和も不協和音もある。不協和音もハーモニーも解決もある。

解決の素晴らしさを知るには、不協和音がなくては。

不協和音がなかったらどうか? 和解の意味を知ることもない。

そんなことが少し判り始めてきた私にも調和、ハーモニーを感じることができる様になって
きたのだろうか?


そして、音の記憶はさまざまな記憶を私達に思い出させる。

その瞬間、目にした風景、出逢った人。


人生の中に音楽は必要だ。少なくとも私には!

人生の中にある音楽。

音楽と共にある人生。

人生と音楽は互いに作用し合う。

たまには、こうして何も考えず、目を閉じて音の中に身を委ねてみるのもいい。


心の中に素直に入ってきた。

シーモアさんのピアノ、言葉、眼差し。

この映画を見た後に、何かこう、深いところで繋がった気持ちがして、とてつもなく心地のよい
安心感で包まれた。

 
これからも何度も見たい、大切な映画になった。

ありがとう、シーモアさん。




1月26日(木曜日)

打って変わって今朝は、築地に買い出しに。

同じく仕事前ではあるが。

余りの人の多さに驚く。以前に来た時よりも人が増えたのではないのかしら?

外国人が多かった!

いつ来ても、活気のある街。街中が音や香りに溢れ返っていた。

しかし、細かく色々と見出すと切りがないので、時間が限られた今日は気持ちを抑えてグッとがまん・がまん!

関係ないけれど、久しぶりに合羽橋にも行きたくなったなぁ!

動き出すとまた次が見え始めてくる。うん!!!


早起きすると素敵な出来事に出逢えるみたい。

明日はどんな新しい朝に逢えるかな?

さて、早く寝よう☆おやすみなさい




2017年1月19日木曜日

魔女の手と魔法の味


2017年1月18日(水曜日)

今日のお弁当


ロールキャベツ・チェリートマト・野菜入り出し巻き卵・  蕪の煮物・ご飯・黒ごま・・・なり。


仕事中の食事は社食で食べるか?それとも、お弁当を持参するか?

断然、お弁当派です!


いつもは朝、お弁当のおかずを作るのだけれど、昨日の夜は仕事から帰ってきて、急にどうしても
作りたくなり、真夜中に台所に立ちました。

こんなことは、ほとんどありません。

だって、お風呂に入って早く寝たいもの〜!!!

昨夜、作ったのは今日のお弁当に入っていたロールキャベツ。

お野菜やお肉切ったり、炒めたり、茹でたり、煮たり・・・

まぁ、ワイン飲みながら、し〜んと静まり返ったお台所で一人でまったりとお料理してました。

美味しい音と香りに包まれながら、ぜ〜んぶ独り占め。

お台所って、なんでこんなにも居心地がいいんだろう!

そうしたら、そのうちに、魔法を使っているみたいな気持ちになってきて。

料理を作っている自分が魔女に思えてきた!!!

多分ね、夜中だし、ワインも良い具合に身体に染みてきているから、こんな風に思えてきたのだと思うの。

間違いなく、それは、ある!

でもね、お料理って科学の実験とも言えるけれど、魔法の薬を作っている様な、魔法を使っている
とも言える様な気がするんです。

ほら、魔女も薬を作るとき鍋をかき混ぜて、そこから湯気が出ているでしょ。
(魔法の薬を作っている魔女で思い出すのは、白雪姫に出てくるこわ〜い魔女なのですが。)

魔法を使ったこともないし、魔法の薬を飲んだこともないけれど、私の感覚の中では
お料理は魔法に近い。

だって、粉に水を混ぜて捏ねたらパンになったり、パスタになったり、お菓子になったり。

色々組み合わせて、ジューッと炒めたり、コトコト、グツグツ煮込んだり。

シューって蒸したり。

形ないものが形になって、お野菜やお肉にお魚、オリーブオイル、バター、ハーブの良い香りがしてきたり。

あま〜い香りに誘われたり。

おと・かおり

そして、食べたら美味しいの。

あじ

あの、口の中、舌だけではなく全身で感じる気持ち。

魔法は使ったことないけれど、間違いなく何度もあの魔法にはかかってる!

口に入れた瞬間におちる、あの魔法。

お料理は魔法だなんてロマンティクすぎるかな? 馬鹿げてる?? 大きくですぎた???


でも、今、私がこんな事を一人で想っている間にも世界のあちらこちらで魔法を掛けている人、
その魔法を掛けられている人がいると思うときゅん♡とする。


世界中のお母さんも料理人もみんな、魔法使いなんだ!

その魔法に掛かる人が増えたら、世の中もっと笑顔も増えるんじゃないかしら?


お料理が出来上がって、お台所が美味しい香りで満たされてきた頃には気持ちも落ち着くべき場所に
ストンと気持ちよく落ち着いた。


お料理に特別な力があるって。。。信じる?

私は信じる。


こんな魔法なら毎日だってかかっちゃいたい。


そして、魔法が使えるって思うのも、悪くないな!






2017年1月16日月曜日

アマゾンから愛を込めて




今日はとても寒い一日でした。

空を見上げて思い出したのは、二十歳の頃にスキー場で見上げた空。

雪こそは降らなかったけれども、雪が降っている時の静けさを空気の中に感じました。

少し歩いただけで、頬と指先が寒さで冷たく凍えました。いよいよ寒さも本番かしら?

そんな寒さの中、カカオの在来種のアマゾンのカカオから作るチョコレートのワークショップに
参加する為に青山のファーマーズ・マーケットに行きました。


カカオは中央アメリカから南アメリカの熱帯の地域が原産。

カカオは16世紀から人々に健康の為の飲み物として飲まれていたそうですが、当時は唐辛子等を入れ
甘くない飲み物だったんですって。

コロンブスによってスペインに持ち込まれ、17世紀頃から段々とチョコレートとしてヨーロッパに
広まっていったそうです。

今日、私達が何気なく食べているチョコレートですが、古い歴史があるのです。

今日教えて下さった方はパティシエではなく、アマゾンの森や現地の人々の暮らしを守る
活動をなさっている方。

カカオがチョコレートになるにはカカオから種を取り出し、発酵、乾燥をさせるそうなのですが、
その発酵こそがチョコレートの味や香りに影響します。しかし、現地の人達はその肝心な技術を
持っていなかったそうです。

カカオの生産、加工の技術を向上させ、流通を開拓し、適正な価格で販売することで、
アマゾンに暮らす人々も生活していかれるように。

その発想から、アマゾンの在来種であるカカオを広める活動されています。

今はお野菜も在来種の種で育てている農家さんが多いですよね。

品種改良していくのではなく、本来の種を守っていく。

生活を守ると同時に在来種を守っていくことも大切なことなのかと思います。


これがローストした後のカカオです。

先ずは最初に、この周りの薄い皮を剥きます。

一つ一つ丁寧に。

我慢と集中力!
















皮を剥いて、これが中から出てきた
カカオニブ。

これ、食べてみると、
少しカカオの苦みがあり、甘みはないのですが
結構おいしいんです。

ちょっとクセになる味。

ちょっとしたツマミにも?!















 カカオニブをミキサーに入れ、回していきます。

まだ、お砂糖は入れません。後で。。。

最初に入れるとチョコレートが甘くなりすぎるんですって。

回すこと5分後くらいでパウダー状になってきました。

ミキサーの蓋を開けると、辺り一面がカカオの香りで
一杯になりました。












更に回すこと5分くらい。

上の状態ではさらさらなパウダーだったのに、段々と
まとまってきて、少しベタッとした状態に。














また更に回すこと5分くらい。

カカオの油分(カカオバター)が出始めてきました。
















上の状態から更に5分。

随分とどろりとした状態になってきました。

この時にお砂糖を加えます。

今回、カカオ分90%、80%、70%の3種類を
作りました。

90%のカカオにはカカオニブの重量を9で割り、
その数に1を掛けてでた数字の量のお砂糖を入れました。

今回入れたお砂糖はきび砂糖。

ちなみにこの状態では、舌触りはざらっとしてました。



お砂糖を入れて、更に更に回すこと5分。

ついにとろ〜りとしたチョコレートになりました。

これを見た瞬間、作っていたみんなから感動の歓声が!

自然の大きな力を感じました。

本来ならばチョコレートを作るには、テンパリング等の
工程が必要ですが、今日のワークショップでは
この状態で型に流し込みました。







チョコレートが固まるのを待つ間、カカオニブと
日本の発酵食品のペアリングで新しい発見・味に
出逢いました。

お味噌、お醤油、甘酒、お米






さて、まずは、お米にお味噌とカカオ。

お米にお味噌は間違いのない、美味しいの組み合わせ。

そこにカカオの風味と香りがアクセントになりました。







これは、お米にお醤油とカカオ。

カカオも発酵食品になるから、お醤油との相性も
いいんです。

おむすびにしても面白いかも?

甘酒とカカオはデザートみたいでした。

甘酒にとろりとしたカカオを入れてみたら、
どうかしら?

日本酒のつまみにカカオもいいかも??

それと、カカオのソース。

いろいろ、思い浮かびますね!



これが出来上がったチョコレートです。

市販のものとは味も口に入れた時の食感、舌の上で溶けていく時の感じも大きく違います。

一言でシンプル。

だけど、とても美味しい。

そして、入っているものがちゃんとわかるから安心。

カカオとお砂糖だけ。

それに加え、カカオ本来の味を味わったからこそ感じられた、このチョコレートのおいしさも
あるかもしれません。

あとは簡単ながらも、自分たちで作った感動も入っているかな。

昔のチョコレートはこんなチョコレートだったのだろうなと思いました。

カカオもコーヒー豆と同じ様に、原産地や発酵の具合、ローストの温度等で個性が変わるそうです。

組み合わせが無限大ということになりますね。

普段チョコレートは大好きで良く食べているけれど、今日の様にカカオからシンプルに形にして
頂く。

そしてカカオと発酵食品の組み合わせ。

チョコレートだけではなく、カカオの豆そのものも美味しいということを知りました。


色々な場所でカカオの原種、アマゾンのカカオから作るチョコレートのワークショップを開催して
いらっしゃるようです。

アマゾンのカカオ、そのカカオから作るチョコレート、アマゾンでの活動について興味を持たれた方は、
こちらのサイトをご覧になってみて下さい!

クルミン・ジャポン


2017年1月14日土曜日

鈴の口




言葉と話し方がとても美しく、丁寧な方にお逢いしました。



その人の口からでてくる言葉達は綺麗な響きで、丁寧に話す姿がとても印象的でした。



言葉の持つ力と人の話をするその姿が、こんなにも印象の中に入ってくるのか、なんと大切なのかと
思いました。



言葉や話し方には、その人の心や人柄までが現れているのですよね。



私の言葉は他の人にどのように響き、とどいているのかな?



その日は心地よく、その方とのおしゃべりを楽しませてもらいました。





素敵な言葉もまた心の中に印象付けられる。まるで、美しい風景のように。



 本を読んでいる時、好きな言葉を見つけたり、
美しい言葉に出逢ったり、心に刻んでおきたい言葉を
見つけたら、その時に使っている手帳や
ノートの切れ端に、その言葉を書き留めておきます。


その言葉も随分と増えました。







書き留めた言葉は何度も見返す言葉もあれば、たまにしか見ないものもある。
心の中に残っている言葉もあるし、書いたことで満足して見返さない言葉もあります。


でも、書くことで小さく心のどこかに残っているのかもしれません。


その日の帰り道、以前、言葉に関する言葉をメモに書き留めたことを思い出し、家に帰って探し当てたメモには
こんな言葉が書き留められていました。



「鈴の口をしているから、幸せになるよ」

口角が自然と上がっている、ほほえんでいる口元、幸せになる鈴の口。

そこからこぼれるものがいつも、きれいな言葉でありますように。

優しい響きでありますように。

それが、あなたの幸せにつながりますよ。



若い方がおばあちゃんに言われた言葉だそうです。





今日は仕事の土曜日。

今朝はお汁粉を食べました。

身体が中からぽかぽかと温まりました。












今週末は寒いみたい。暖かくして、素敵な週末を♡鈴の口でね。Buon weekend!





2017年1月12日木曜日

言葉には花





今日はいつもに増してどっしり、しっかりと大地に足が着いている気持ち。



まるまると満ち足りた気分に包まれているなぁ。。。と帰り道、夜空を見上げたら



今日は満月。



まぁ〜るいお月様が満遍の笑みを浮かべて、明るい光で私達を見守っていた。



月からのギフトだったんだね!





お月見しながら家に着いたら、お腹が空いたな〜!


これも満月の力の成せる技だろうか?


いつもなら、ガマンじゃ。。というところですが、今夜は満月だから、食べても良いかな?


そこで、家に戻ってから冷蔵庫と冷凍庫をがそごそして、サンドウィッチを作りました。


赤ワインと一緒に夜食。


ベーコン焼いて、温かい焼きりんごと共に、
少しマスタードも塗って、簡単なお夜食。



















食後に星まで食べちゃいました。



お腹の中も満ち足りた気分☆







そう。気持ちを無理に閉じ込めないで。


気持ちに素直に、そして心の赴くままに!






2017年1月10日火曜日

sono felice di essere qui.



君に逢うのは随分と久しぶりだねぇ!



元気だった???





いつも、いつでも、かわらずにそこにどっかりと居てくれる君が大好きさ♡






今日は良い機会に恵まれまして。。。なんと幸運なことなんでしょう。

イタリア人と一緒に働く機会を頂きました。

イタリア人とイタリア語とイタリア料理にど〜っぷりと囲まれて、幸せな時間でした。

幸せな時間???

他の人からしたら、大した出来事ではありません。私にとってのですよ!

楽しかったわ。久しぶりに、イタリア人のあの言葉(笑 どの言葉やねん?)
ライブで聞けました。

新年に、自分の好きなこと、これからやっていくことの再確認をさせてもらいました。

少しばかり舞い上がりすぎて、ニヤニヤ:)♡しすぎてしまいました。

でもね。。。

これも、周りの方々に導いていただいたからこそ。

だなと、思うのです。

で。

また、今夜はニヤニヤしながら幸せな眠りにつきます。

ありがとう。

今日、ちゃんと言えました。

sono felice di essere qui.

La ringrazio molto di cuore.

良くできました、あたし。Brava!!!



2017年1月9日月曜日

abc...



手帳に1月の予定を書いてはみたものの、日にちと曜日がちぐはぐ?


ん???


2018年1月?


1年先をいってたよ。


無事に2017年1月の今に帰ってきました。







長い冬休みも今日で終わり。


ほな、ぼちぼち、いきますわ!


2017年。






つねに心を開いておいて。

思いがけない出来事を受け入れられるように、心のドアを開けておくんだ。



ヨーロッパ最古のお菓子 セアダス


今日の天気予報は雨マークだったのに、傘を持たずに外出。

外は雨なのに・・・傘がない!

駅から雨に濡れながら、家まで走って帰りました。

寒い夜です。明日は雪が降るみたい?

成人式の日は雪が降ることが多いですね。

今夜はあったかいお湯に美味しい焼酎をちょびっとたらして、ちびりちびりと飲んで身体を温めています。



今日はヨーロッパ最古のお菓子と言われている、イタリアのサルデーニャ島の伝統菓子セアダスを教えてもらう
機会に恵まれました。

最古?どのくらい前かというと5000年前だそうです。

5000年前に生まれたお菓子が今の食べ続けられているなんて、ロマンを感じてしまいます。

5000年前の人はなぜセアダスを作ったのか、どんな気持ちで誰とどんな風に食べていたんだろうか
想像すると面白いです。

どんな服装だったのかな〜とか、セアダスとは関係ないことまで想像しちゃいます。

サルデーニャ島は地中海、シチリア島の上にあり、シチリア島に継いで2番目に大きな島。

周りを美しい海に囲まれ高級リゾート地で有名な様ですが、内陸部は山岳地帯。

そして、羊飼いの島と呼ばれている程、人口よりも羊の数の方が多いとも言われています。

イタリア本土とは文化も違い、自然も多く、自然に根付いた昔ながらのシンプルな暮らしで
長寿の島でもあるそうです。

海の幸にも山の幸にも恵まれているのですね!

そんなサルデーニャ島の伝統菓子 セアダス。

生地は小麦粉、セモリナ粉、ラード、水。

生地を休ませてから、伸ばし、形を決めたら。
















真ん中にチーズを入れます。

それから上に生地をかぶせて、ラビオリを作るのと同じ要領で
型を作っていきます。

中のチーズはペコリーノ・チーズとモッツァレラ・チーズを
入れていました。







出来上がりはこんな型です。


これをじ〜っくりと揚げていくと、だんだんと真ん中がぷっくらと
ふくらんできました。

見た目の美味しさ、ぷくりとした可愛さもさることながら、
オイルの中でじゅわ〜と揚げられている音がなんとも、たまらなく
美味しそうな音でした♡









揚がりたてにハチミツをたっぷりと掛けて。






アッツアツを頬張ります。

いただきま〜す♪


切ると中からとろり〜んとチーズが溶ろけて出てきました。

シンプルな美味しさ。
生地も甘くないし、中のチーズも甘くない。
それがハチミツととても合うし、ハチミツの甘さと美味しさを
感じます。

それこそが美味しさ。

素朴でシンプルで単純に美味しいのです。

昔の人達は、今よりも物が少なかった分、その中でシンプルに
美味しいものを作る天才だったんでしょうね!





ちなみに、このセアダスですが、イタリアの食の辞書を見てみると。

名前がセアダス、そしてセバダスとも呼ばれているようです。

型は丸、チーズは新鮮なペコリーノ・チーズ、ハチミツはサルデーニャ産のコルベッツェリという
西洋やまもも、と書いてありました。

サルデーニャ島、行ってみたい場所のひとつです。サルデーニャでセアダス、食べたいですね!


セアダスですが、東京都内に食べれる場所はいくつかありますが、本日、頂いたのは
こちらです。

ティスカリ(サルデーニャ島のお肉料理と赤ワインを味わえるお店です)

03-6420-3715
東京都品川区西五反田5−11−10
水曜定休日
[ランチ]
12:00~15:00(L.O14:00)
[平日]
18:00~23:30(L.O.22:00)
[土]
17:00~23:30(L.O.22:00)
[日祝]
17:00~22:30(L.O.21:00)



冬はついつい、夜更かししてしまいます。夜中に音楽聴いたり、本を読んだり、映画を観たり。

そんな、まったりな時間がいい。

明日もお休みだから、今日ももう少し起きていようかな。

今日の気分はこんな感じ。もう一杯、温かいお湯に焼酎いれて飲みながら。



これも古いけれど、大好きな曲。

風邪引かないように、あったかくしてね!



2017年1月7日土曜日

you make me.


せり、なずな、ごぎょう、ほこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、春の七草。

これを覚えたのはいつ頃のことだろう。あれは小学生の頃だったのだろうか?

1月7日の朝は七草粥を食べる習慣がありますね。

由来を調べてみると、人日(じんじつ)の日に行われる人日の節句の行事で、前漢の時代にさかのぼる様です。
唐の時代に人日の日に、七種菜羹(ななしゅさいかん)という七種類の若菜を入れた汁物を食べ
無病息災を願うようになった習慣が日本にも伝わり、年の初めに若草をんで食べ生命力を頂く「若草摘み」や
七種類の穀物で作る「七種粥」の風習が結びつき、七草粥に変化したそうです。

昔は七種類の穀物でお粥を炊いていたのですね。

でも、どうして七種なのか、なぜ六種でも八種でもなかったのかは気になるところです。

7日はお正月の松の内の最終日、お正月の食べ疲れた胃を癒したり、青菜を補い栄養補給、
新年の無病息災を願うというのもあるようです。

我が家も今朝は七草粥。

 裏山でちょいと摘んできて、なんていうことが出来るのが
理想ですが、残念ながらそうもいかずで、
スーパーでセットになっている春の七草を購入。
 今回は炊飯器のお粥モードのスイッチオンではなく
土鍋でゆっくりと炊くことにしました。

土鍋からしてくる、お粥さんの炊けてくる音や
匂い、吹き出ている湯気がたまりませんね。

炊飯器がなかった時代のお母さんは、こうして毎日
ご飯の炊けるのを感じながら、お味噌汁を作ったりと
台所で煮炊きをしていたんでしょうね。


身体が温まり、胃が休まった気がしました。

その土地に根付いている昔からの風習、知恵は理に叶っているなと思います。



朝食を食べ、洗濯を済ませ、ケーキを焼くことにしました。

家でケーキを焼くのは何年ぶりかしら?

大好きなチョコレートケーキ。オーガニックのチョコレートとカカオパウダー。

昨日作ったデーツとりんごのジャム。

お砂糖は一切入れずに作りましたが、デーツの自然の甘みで
美味しく仕上がったので、このジャムを
ケーキの中に入れて焼き込んでみることに
しました。

チョコレートは使っていますが、今回は目に見えるお砂糖は
入れずに作ってみることにしました。






結果は。。。失敗!!!

いつものレシピと作り方。

しかし、一部が固まらずで。

入れたジャムが多かったのか?

それともやはり、お砂糖の役割が大切??

久しぶりにケーキの本を開いて読む、きっかけを
もらいました。

失敗から学ぶ!だな。。

 途中ではた!!と思いついて、オーブンの中に
一緒に同居させた焼きりんごは間違いのない
美味しさ。

スペイン風焼きりんごですって。
Manzana asada

くり抜いた中に、はちみつ、バター、ラム酒、
シナモンと塩ほんの少々を入れて焼きましたよ。



ちなみに、型の不格好な失敗のチョコレートケーキ。どうやら味は大丈夫でしたので、
夜ご飯の食後のデザートとして、この様な形に変身しました。

カロリーが高いわね〜。いかにも!!!

あぶない。あぶない。。

と思いつつ、ペロリ・・・と。

まさか、このデザートの為の今朝の七草粥だったとは
思わないようにします。

でも、苺がたくさんのっているあたりは、
キュン♡とくるところです。






こんなデザートを食べておきながら、何ですが。


自然ぐすりという本を見つけたので、読み始めました。

今年はもう少し自然を身近に感じて、仲良くしていきたいなと
思って。

口にするもの、身につけるものももっと自然なものに
少しずつ、出来るところから変えていこう。

毎日の食べ物でわたしができているから!









新しい明日も貴方を包む空気が穏やかで優しいものでありますように☆おやすみなさい