2015年5月17日日曜日

学校39日目


水曜日のお肉料理のデモンストレーションの翌日、木曜日の授業はお肉料理の実習。

先生はあの方。いつもハイテンション、カラフルメガネのお笑い系(勝手に呼んでます)

漫画みたいな人です!!

ほんと、面白い先生で。ついつい、笑ってしまいます。けれど、おしゃべりすぎます(笑)

でも、彼のお料理とデコレーションは好き。もちろん人も、ね!


FARAONA AL PEPE VERDE

ほろほろ鳥です。ソテーしたほろほろ鳥の表面に栗の蜂蜜とバルサミコ酢を塗り、
緑のペッパーをまぶしてオーブンで火を入れます。

ポテトのピュレをサイドに添えて。


OSSOBUCO ALLA MILANESE CON RISOTTO

ミラノの有名なお料理の一品。オッソブーコ。

これもでっかーいお肉です。お肉はお肉でソテーした後、ゆっくりじっくり火を入れて。

お肉が出来上がるタイミングに合わせて、サフランのリゾットを作ります。

がっつりと食べ応えのある一品。

お肉も香味野菜と煮込んでいるので、味がしっかりと染み込んでいます。


VITELLO AL LATTE

これは初めて食べました。

ソテーした牛肉を牛肉とお酢を合わせた中で煮込んだお料理です。

中は綺麗なロゼ色に仕上がっています。ソースを詰めてお肉にかけて食べます。

少し酸味が利きつつ、クリーミーなソース、でもしつこすぎず(酸味のおかげ)
に美味しかったです。

お魚といい、お肉といい、火の入れ方が本当に大切。

少し違うだけで、ぜんぜん印象が違ってしまいます。

それに加え、ソースも本当に難しい。いかに旨味を凝縮させるか。

同じ素材を使っているはずなのに、先生とはいつも出来が違います。

コクとか旨味、全てが。

近づきたい!!!

午後はワインの授業。

この日はスプマンテの作り方等について習い、その後、実際に2種類のスプマンテの試飲しました。



このスプマンテはビンの中で発酵させるメートドクラシコ方式で作られたスプマンテです。

泡立ち、きめ細かさ、香り、味が繊細でした。

先生は前に教えて下っていた方とは違う方。現役のソムリエです。

ソムリエ歴20年と言ってました。知識が半端無いです。

この先生も個性的なメガネをかけてます。

イタリアにはカラフルで個性的なメガネをかけている人が多いです。
(話が脱線しましたが。)

先生は日本文化が好きだそうです。

そんな先生が最後に目隠しで特別にテイスティングをさせてくれました。

琥珀色をしていて香りが高く、味も濃厚、余韻も長かったので誰もが疑わずに、
マルサラ酒かシェリー酒の様な印象を持っていました。

が、目隠しを明けたら、なんと日本酒でした。ビックリ!!

日本酒というより、イタリアのお酒の印象でした。


純米酒でもこの様な印象のお酒があるんですね。

この日は授業が終わってから、夜、午前中にお肉の授業の先生がカンティーナとお食事に
連れて行ってくれました。


この日は私達を皆の乗せる為に大きな車で来てくれました。

知らなかったけれど、この辺には歩いていける距離にいくつかカンティーナがあるみたい。


無花果みっけ!!






このタイプのタンクは
初めて見ました。

この中からはがして見せて
くれたのは、なんと赤ワインの
お塩。

中に張り付いた赤ワインの結晶です。

梅干しの様なしょっぱい味が
しました。




ワインのティスティングとおつまみで迎えてくれました。

なんとワインの醸造家の彼の彼女がいつも行くバーで働いている綺麗な人で、
あ、いつもの〜!!!と嬉しい偶然がありました。


なんともレアなスプマンテ。

昼間に教えてもらった、まさにメートドクラシコ方式で作っていました。

しっかりとその日のうちにその日のおさらい。

直ぐに実際に作っているところを見られるとは!




テイスティングでもうすでに心地良い気分。


先生が15歳の頃から通っているというレストラン。

高台にある小さな街の田舎の素敵なレストランでした。




ピエモンテの前菜。

この後にもうひとつ前菜が出てきました。


カルチョフィのパスタ。


たくさん話して、笑いながら、たくさん食べました。

皆お腹が一杯でセコンドは食べられず、ジェラートを食べた後に、カフェ。


しかし、この後に大グラッパ大会が始まり。

テーブルの上に色々な種類のグラッパが並び、順番にちびちび味見。

お店を出たのは、もうすぐ夜中の12時という時間でした。

が、イタリア人と一緒の食事は楽しく、連れて行ってくれた先生に感謝でした。

GRAZIE.


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