先週末、イタリアに来てから初めての旅行に行ってきました。
行き先は世界遺産にもなっているリグーリア州にあるチンクエ テッレです。
リグーリアはピエモンテのお隣の州。北イタリアだけれど、海に面していて比較的、温かい気候。
リグーリアといえば何といってもジェノベーゼペースト（バジルペースト）が有名。
チンクエ テッレはジェノバから電車で１時間位の場所、海沿いにチンクエ、５つの街があります。
さて、いよいよ最初の街、Monterosso al Mare（モンテロッソ アル マーレ）から始まりです。
この日は曇り空。ただ時折、小雨がぱらついた程度で雨は降らなかったので良かった！
あちらこちらにレモンの木が
たくさん。
実もたくさんなっていました。
ここのレモンは、サイズが大きく、皮が硬い。
カラフルで小さな海沿いの街。
海の幸のお昼ご飯を食べて腹ごしらえして、次の街へ。
チンクエ テッレの５つの街を回る方法は、バス、電車、船、徒歩があります。
今回は徒歩に挑戦。
歩き始めると同時に山道になりました。その脇の急斜面の崖にワインの葡萄畑。
手入れするのも大変そう！狭い土地に急な斜面。すぐ下は海！
葡萄はヴェルメンティーノとアルバローラという品種みたいです。
ここで作られているワインはその名もチンクエ テッレという魚介に合う白ワイン。
それとシャケートラと言う甘いデザートワインです。
非常に急で足場が悪くて、狭い
とんでもない山道です。
特に雨が降った後で滑りやすい。
そして、道なき道を歩くという感じ。
海に来たのにトレッキング。
山登りばかりです。
これは海じゃない。
本当の山登りです！
最初の街がだんだん遠くなる。
しかし次の街は見えません。
歩く事、なんと１時間３０分。
やっと次の街が見えました。
足はぷるぷる〜！！
でも感激はひとしおです。
大変の後には幸せが待っているのね。
着いたー！２つ目の街はVernazza(ヴェルナッツア）です。
曇り空の下でも、街の色の綺麗さといったら。
次の街に歩くのに江ノ島辺りのような海岸沿いを楽しく歩くのだと思っていたので、大違い。
甘かった〜！
この時すでに１６時過ぎ。時間がかかるという事で、徒歩は諦めて電車で巡る事にしました。
海がしけていて船がでていなかったのが残念。
３つ目の街はCorniglia（コルニィーリャ）
チンクエ テッレで唯一、海の面していない、高台の街です。
街のあちらこちらに猫がたくさんいました。
しかも人が来ても、動じない。
静かにの〜んびりと自分の時間を過ごしてます。
猫もイタリア人的？なのかしら？？
電車で巡る人々が多かった様で、電車の中は大渋滞。
イタリアでまさかの満員電車。
それでも、やっぱり、イタリア人は満員電車の中でもおしゃべり。
知らない人同士でよ〜く、しゃべる、しゃべる！！
電車の中もうるさい(笑)
この街はManarola（マナローラ）
ここまで来た。いよいよ最後の駅、Riomaggire（リオマッジョーレ）
５つの街、全てを周りました。これから温かくなってきたら、一日掛けて歩いても楽しそう。
（ただし、体力は必要ですが）
世界遺産とは言え、ここに住んでいる人が居て、生活のにおいもちゃんとします。
洗濯物が干してあったりと歩いていて、あちらこちらに感じました。
こんな街で生活するってどんな気持ちなのかしら？
この日の泊まりはチンクエ テッレの隣の港町、La Spezia(ラ スペッツィア）
ホテルのフロントの人に教えてもらった地元のお料理が食べられるレストランで夜ご飯。
美味しかったです。
地元のワイン、チンクエ テッレ。
魚介にとても良く合う白ワイン。
個性は強くないけれど、スッキリ。
口の中をさっぱりとさせてくれた。
いかとズッキーニのサラダ。オレンジ風味。
牡蠣は日本の方が身がぷりっと
大きくて、美味しいです。
グリルした白身魚。ポテトとアーティーチョーク添え。
海老。セロリとキャロット添え。
食事が終わったのが夜中の１２時。長い一日でした。
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