2015年5月21日木曜日

学校42日目


火曜日。

この日も一日、お城の中のエノテカで過ごしました。

エノテカの全貌です!

ここをぐんぐんと進んでいくと・・・

ここがエノテカの入り口。


昔にトリップした様な雰囲気です。

もしかしたら、扉の奥に秘密の部屋があって
誰か住んでいるかも?





置いてあるワインの本数がすごいです!

本数だけではなく、種類、年代。

イタリアのワインの歴史がここに
詰まっているかもしれません。


ここで授業をしています。


午前中はプリモピアットに合うワインとのアビナメント。組み合わせ。


まずは赤ワインのリゾット。

添えてあるソースは濃厚な
チーズのフォンデゥータ。

これに合わせたのは
エミリア・ロマーニャの
ランブルスコと
シチリアの赤。
(ネロ・ダヴォラとメルロー)

どちらも良い組み合わせ。シチリアの赤はフォンデゥータなしでリゾットを食べたら
Perfetto!!!でした。


お次ぎはパスタ。

サルシッチャ入りのトマトソース。

これに合わせて先生が用意して
くれたのは、
ピエモンテの赤(ピノ・ネロ)
そして
プーリアの赤。










これは、濃いルビー色をしているプーリアの赤の方が相性が良かったです。

アビナメントは難しい。お口の中でワインか料理の個性のどちらかが強すぎてはダメ。

上手く、仲良く繋がって中和して、一緒に消えていく様な組み合わせが良いそうです。

が、最高な組み合わせは存在しないと言っていました。

午後はセコンド・ピアットの魚介とのアビナメント(組み合わせ)をやりました。


舌平目。このなかにタジャスカオリーブが入っています。
ポテト、トマトと一緒に
ホイル焼き。
ハーブの香りも効いています。


これに合わせたのは
トレンティーノ・アルト・アジェの白ワイン。

プーリアのロゼワイン。
このロゼワイン、イタリアソムリエ協会が最高点をつけた
ロゼワインだそうです。

この組み合わせは、どちらも
Perfetto!


そして、レアに仕上げたマグロ。
(ちなみにイタリアでは脂肪が少ない事や痩せている人を
マグロと言います。
私もマグラ(女だからラです)
と言われました。)

これに合わせるワインを
選ぶのは難しいらしいです。


これにはマルサラの様な個性を持ったサルデニアの白ワインと
ロゼワイン(どこのものか
わかりません)を合わせました。

これは白の方が合っていました。









この様に飲み比べてみると、とても判りやすいです。

単に合う、合わないだけではなく、口の中でどのように感じるかがよくわかります。

人間の舌の感覚は本当に凄いと思います。

が、それ以上に教えてくれているソムリエの先生の嗅覚、そして舌の感覚、味覚の感じ方が
本当に凄い、繊細だなといつも感じます。

しかも、先生は毎回の様に良いワインを開けて私達にテイスティングさせてくれるので、
とても良い経験です。

自分だけでは、こんなチャンス無いです!!

しかも先生はワインだけではなくて、知識がすごいのです。

ドラえもんのポケットの様な引き出しをたくさん持っているから、話を聞いていて面白い!

そして、先生は大の日本好き。

車も日産、バイクもSUZUKI、日本の食べ物やカルチャーも好きで、良く話をしています。

私の日伊親善の証、母直伝の折り紙で作った箱をあげたらとても喜んで、ハグしてくれました。

この先生だけではなく、最近、話が出来ないながらも、だんだん、イタリアの人達と
コミュニケーションが取れてきているのが、嬉しく感じる毎日です。

言葉はまだでも、正直にまっすぐな気持ちを伝えたいです。


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